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カナダGPプレビュー:トヨタ

2004年6月8日

 ヨーロッパラウンドでの4戦を終えた2004年のF1シリーズも、中盤戦へと入り、北米大陸へと戦いの舞台を移す。北米2連戦の幕開けは、カナダ・モントリオールのジル・ヴィルヌーブ・サーキットで行われる第8戦カナダGP。地元の英雄を偲んで名付けられたサーキットは、万国博覧会(1967年)の会場跡地に造られた常設サーキットと公道を繋げた4.361kmの特設コース。今年で26回目の開催となる。
ジル・ヴィルヌーブ・サーキットでは、オリビエ・パニスが1995年に4位フィニッシュを飾っており、今年で9回目の出場となる。また、クリスチアーノ・ダ・マッタも、CART参戦当時に同サーキットでポールポジションを獲得、2位入賞を果たすなど、共に馴染み深いサーキットである。
昨年は2台共にトップ10圏内を走行したものの、ゴール目前でクリスチアーノ・ダ・マッタがトラブルに見舞われ惜しくも戦線離脱。オリビエ・パニスは8位入賞を果たし、シーズン初ポイントを獲得している。

クリスチアーノ・ダ・マッタ
「私にとってカナダGPは、シーズンを通してもっとも親しみ深いGPだ。モントリオールでは誰もがF1のファンで、あの熱狂はF1GPに必要なものだ。サーキットもまたドライブしていて楽しく、テクニックも要求されるため、ドライバーにとっても、エンジニアにとっても素晴らしいチャレンジとなる。エンジンパワーと、ブレーキング時の安定性が最も重要だが、縁石をうまく攻略することもラップタイム向上には必要だ。我々の“トヨタTF104”は強力なエンジンと信頼性を持っていることをすでに証明しており、このコースにもマッチしていると思うが、クルマのバランスはもっと向上させる必要がある。我々が、不運を振り払ってポイントを獲得出来るかどうかはわからないが、今まで同様にベストを尽くし、レースウィークの最後に何が達成できたかを確かめることになるだろう」


オリビエ・パニス
「私は本当にモントリオールという街を愛している。好みのGPの一つが行われるというだけでなく、雰囲気も素晴らしい。人々も親しみやすく、街でも快適に過ごすことが出来る。また、GPの前に3、4日自由な時間のある、シーズンでもまれなレースの一つであり、有意義なトレーニングに時間を費やすことが出来る。私がジル・ヴィルヌーブ・サーキットを好きなのは、ここでいくつかの良い結果をあげているからでもある。昨年我々はこのカナダGPへ向けて十分な準備をし、私にとって2003年初のポイントを獲得することが出来た。我々は先週のモンツァテストで、カナダGPのダウンフォースレベルに合わせて十分に走り込みを行うなど、このカナダGPとアメリカGPに向けて着実に準備を行ってきており、この週末は、良い結果を得るために頑張る」

リカルド・ゾンタ
「カナダGPのレースウィークが本当に好きだ。ここはとてもすばらしい街と、ドライビングを楽しめるサーキットを併せ持っている。非常に長いストレートと、とてもタイトなミッドフィールドの組み合わせで、2速、3速を多用する低速コーナーと、高い縁石が特徴だ。この特徴によって、セットアップがクルマのパフォーマンスを決める重要な要素となっている。サーキットは、金曜日はまだ路面が汚れており、非常に滑りやすいが、レースウィークが進行していくにつれて改善されていく。そのため、徐々にダウンフォースを減らしていかねばならず、バランスも変わってしまう。これは基本的なセッティングを金曜日に決めるのが難しいということを示している。しかし、少なくともタイヤの選択はしなくてはならないし、それは常に最も重要なことでもある」

冨田 務 チーム代表
「F1カレンダーのハイ・シーズンに入り、レースが終わるとすぐに次のレースを迎えるという非常に忙しいスケジュールが続いている。今期初ポイントを獲得したモナコと、その直後のニュルブルクリンクでの失望を克服する時間は、かろうじてあったが、すでに我々は、モントリオールとインディアナポリスで行われる北米2連戦でのパフォーマンスアップに集中している。2連戦の初戦となるカナダGPでは、今シーズンこれまでのレースと比べて極端なステップアップは予想していないが、我々の目標は、金曜日の公式練習の時点で、予選・決勝へ向けての確実なベースを作り上げることだ。我々はモチベーションを保ち続け、トヨタの信頼性がトップ8フィニッシュというリザルトに繋がることを期待したい」




レース

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スプリント予選 結果 / レポート
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予選 結果 / レポート
6/30(日) 決勝 結果 / レポート


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5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム30
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