2004年F1世界選手権第8戦カナダGPが、今週末、モントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットで開催される。カナダGPに関連する情報をお届けしよう。
1.場所
モントリオールという都市の名は、マウント・ロイヤル山の名に由来する。1642年に、フランス人の入植者たちが定住し、ビル・マリー・ド・モントリオールと名付けたのが町の始まりだ。
モントリオールは、フランス語圏であるケベック州の州都で、オタワ河とセント・ローレンス河の間に位置する。人口は100万人を超える。
サーキットは、1967年に万国博覧会、1976年にオリンピックが開かれたノートルダム島の中にある。
2.歴史
カナダGPは今年で36回目を迎える。モントリオールでの開催は26回目だ(モントリオールでの初開催は1978年)。
第1回カナダGPは、1967年にモスポートで開催され、その後さらに7回のGPが同地で開催された。モン・トレンブランでは2回のみ開催されている。
ジル・ビルヌーブ・サーキットというサーキット名は、当サーキットでの初GPでいきなり優勝を果たしたジル・ビルヌーブの名にちなんでつけられた。
3.コース距離
1周の距離は4.361km。レースは70周、305.270kmで争われる。
カナダGPは、6月13日(日)現地時間の12時30分にスタートする(日本時間では14日の午前1時30分)。
4.昨年のGP
昨年の優勝者はフェラーリのミハエル・シューマッハー。ウイリアムズのラルフ・シューマッハーとファン−パブロ・モントーヤが、それぞれ2位と3位に入った。
ラルフが1分15秒529でポールポジションを獲得した。レースでは、ルノーのフェルナンド・アロンソが1分16秒046のファステストラップを記録した。
ラップレコードは、2002年にモントーヤが記録した1分15秒960。