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FIAが『オフィシャル部門』を新設。人材採用や育成をはじめ、連盟とオフィシャルとの緊密な連携を目指す

2024年9月20日

 FIA国際自動車連盟は、FIAのオフィシャルの任命にあたって一元的なアプローチを取るために、新たに『オフィシャル部門』を設立した。


 オフィシャル部門は、2025年シーズンの開始からすべてのレベルのオフィシャルをカバーし、FIAボランティアおよびオフィシャル委員会と緊密に連携するために設置される。オフィシャルの人材採用をサポートし、地域レベルでオフィシャルに権限を与え、効率性を改善し、一貫性のある運用プロセスを行うということだ。


 また部門を通じたオフィシャルの管理事項には、競技のニーズに応じた役員の任命が含まれており、タイムリーな役員の任命と明確なライセンス発行が行われることを保証する。


 この一元化されたアプローチにより、FIAオフィシャルの可視性と管理性が向上し、連盟はオフィシャルの活動と彼らが必要としているサポートをより深く理解できるようになる。現在30万2000人の公式のオフィシャル、マーシャル、ボランティアがおり、毎年開催される6万700件以上のイベントを彼らがカバーしている。ボランティアは、モータースポーツに直接的な利益をもたらすだけでなく、ボランティア自身や地域社会全体にも幅広い利益をもたらすことが示されている。


 オフィシャル部門の設立と並行して、ライセンス等級の取得、維持、昇格の基準の定義に向けて必要なレギュレーションの見直しと更新も行われる予定だ。これにより、新たなオフィシャルの採用と才能ある人材育成の透明性および機会が高まり、オフィシャルの多様化が継続的に促進されるだろう。

2024年F1第15戦オランダGPフリー走行3回目
2024年F1第15戦オランダGPフリー走行3回目 ローガン・サージェント(ウイリアムズ)のマシンの消化作業にあたるコースマーシャル

ニールス・ヴィティヒ
2024年F1第15戦オランダGP F1レースディレクターのニールス・ヴィティヒ


 FIA会長のモハメド・ビン・スライエムは新部門の設立について、次のように述べている。


「我々のスポーツは、あらゆるレベルのモータースポーツ競技が安全、公正、かつ規制された方法で行われるよう尽力するオフィシャルの献身なしには存在しなかっただろう」


「この新たな部門により、オフィシャルの任命の効率性が向上し、オフィシャルの才能を発掘して育成できるようになり、彼らの管理に一元的なアプローチが提供されるようになる」


「FIAのオフィシャルがますます多様なバックグラウンドを持つようになってきていることを私はうれしく思う。最近の地域スチュワードプログラム参加者の42%が女性であり、平均年齢が37.5歳という結果が、そのことを証明している」

モハメド・ビン・スライエム
FIAのモハメド・ビン・スライエム会長


 オフィシャル部門はイタリア人のマッテオ・ペリーニが監督し、FIAスポーツ事務局長のバレリオ・イアチッツィの指揮下で行われる教育およびトレーニングの一部となる。ペリーニは2005年にモータースポーツのキャリアを開始し、2015年からイタリアのナショナルスチュワードを務めている。国内最年少のナショナルスチュワードのひとりとして、ペリーニはラリー、GTレース、F4、TCRなど数多くのシリーズでオフィシャルを務めてきた。またF4イタリア選手権の常任スチュワードを務め、2019年からはフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権でも常任スチュワードを務めている。


 彼はFIAスチュワードになるための『Global Pathway』に参加して修了し、現在はF1のスチュワードを務めている。ペリーニはオフィシャル部門の監督について次のようにコメントした。


「新設されたオフィシャル部門のスポーツオフィシャルマネージャーに就任することをうれしく思う。オフィシャル業務の合理化と、スポーツ界の陰の英雄たちへのサポートの提供が、私の主な焦点となる。また、FIAの『Global Stewarding Pathway』卒業生である私は、次世代のオフィシャル育成を監督するのに適切な立場にある」



(autosport web)


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