フェルスタッペン、セットアップに不満を抱え、5位にとどまる「最後までコンストラクターズタイトルを諦めない」
2024年9月16日
2024年F1アゼルバイジャンGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは6番グリッドから5位を獲得した。
1周目にジョージ・ラッセル(メルセデス)をかわして5番手に上がり、セカンドスティントもラッセルの前を走行。前を行くカルロス・サインツ(フェラーリ)に追いつき、サインツが前に出てからは、タイヤ交換を行っていないアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)とランド・ノリス(マクラーレン)の後ろを走り続けた。フェルスタッペンはオーバーテイクすることができないまま、抑えられて、34周目には追いついてきたラッセルに抜かれ、7番手に落ちた。
ノリスがピット交換を終えた後、フェルスタッペンの後ろでコースに復帰。当初約15秒ギャップがあったが、ノリスはフレッシュタイヤで急速に差を縮め、49周目にフェルスタッペンは抜かれてしまった。
後ろに大きなギャップがあったため、フェルスタッペンはすぐさまピットに入り、ソフトタイヤを履いてファステストラップを狙おうとしたが、セルジオ・ペレス(レッドブル)とサインツのクラッシュにより、イエローフラッグ掲示からバーチャルセーフティカー導入へ。そのためフェルスタッペンはファステストは狙えなかったものの、2台のリタイアにより5番手に順位を上げてフィニッシュした。
フェルスタッペンは、レース中、タイヤ、ブレーキ、バランスに不満を抱えていたとチームは述べている。
ドライバーズ選手権においてフェルスタッペンは首位を維持しているが、コンストラクターズにおいては、ペレスのリタイアもあり、レッドブルはマクラーレンに抜かれ、20ポイント差のランキング2位となった。
なお、フェルスタッペンは、チェッカー後のバーチャルセーフティカー下で他車をオーバーテイクしたことで審議対象になったが、スチュワードは、“警告”のみで済ませる決定を下したため、リザルトに影響はなかった。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=5位(51周/51周)
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ソフト
最後に悪いシナリオになってしまったが、一番大事なのは、チェコ(ペレス)が無事だったことだ。
今日は、ランドとアレックスに抑えられ、バランスの問題を抱え、マシンは跳ねまくって、路面へのグリップが失われた。予選前にマシンに対して行った変更に問題が残っていて、今日はその代償を支払う形になったと思う。
ほとんどの場合、予選前に変更を加えると、それが良い効果を生み出すが、時にはそうでない場合もある。そういうリスクがあるのは仕方がないんだ。
修正方法はあるけれど、変更するには遅すぎた。最初に行った変更はポジティブなもので、順調に進んでいたが、予選で変更を加えたことで、限界を超えてしまった。
選手権については、僕たちはチーム全員で協力し合って取り組んでいる。戦いが終わったわけではない。勝つ場合も負ける場合も、チームと一緒だ。絶対諦めない。それだけの話だ。
(autosport web)
関連ニュース

1位 | オスカー・ピアストリ | 131 |
2位 | ランド・ノリス | 115 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 99 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 93 |
5位 | シャルル・ルクレール | 53 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 48 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 41 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 30 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 14 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 246 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 141 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 105 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 94 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 37 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 14 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 8 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 7 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

