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速さを取り戻したペレス、接触で表彰台を失い、ノーポイント「心の底から悲しい」レッドブルは選手権首位から陥落

2024年9月16日

 2024年F1アゼルバイジャンGP決勝で、レッドブルのセルジオ・ペレスは、終始トップグループで走った後、2位争いのなかで、最後から2周目に、カルロス・サインツ(フェラーリ)と接触、その場でレースを終えた。


 レース終盤、2番手から4番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)、ペレス、サインツが接近戦を演じている際に、事故が起きた。ルクレールが2番手を守った後、サインツはターン1出口でペレスの前に出たが、その直後に2台は接触、バリアに激しくヒットした。幸いふたりにけがはなかったものの、その場でストップしたため、ペレスは17位、サインツは18位で、ともにノーポイントに終わった。


 このインシデントは審議対象になったが、スチュワードは、どちらかのドライバーだけに責任があるとは言えないとして、レーシングインシデントであると判断、ペナルティは出さないことを決めた。

セルジオ・ペレス(レッドブル)とカルロス・サインツ(フェラーリ)
2024年F1第17戦アゼルバイジャンGP セルジオ・ペレス(レッドブル)とカルロス・サインツ(フェラーリ)


 ペレスのリタイアで、レッドブルはマックス・フェルスタッペンの5位による10ポイントしか獲得することができず、コンストラクターズ選手権において、マクラーレンに首位を奪われることになった。マクラーレンは476ポイント、レッドブルは456ポイントで、レッドブルは20ポイント差のランキング2位となった。


 クリスチャン・ホーナー代表は「チェコは本当に不運で、レースを不本意な形で終えることになった」とコメントしている。


「彼は今日、優勝が可能な位置にいたのに、それを実現できなかったことが残念だ。カルロスが左に動いたように見える。それで接触が起きて、大きなダメージが発生した」


「ドライバーふたりにけががなかったことが重要だ。しかし、このインシデントによって、チェコとコンストラクターズ選手権にとって重要なポイントを失うことになり、非常に落胆している」


「コンストラクターズ選手権において、最後の3周で状況が大きく変化した。我々は重要なポイントを失ったのだ。だが気持ちを切り替えて、再び戦い続ける」

セルジオ・ペレス(レッドブル)
2024年F1第17戦アゼルバイジャンGP セルジオ・ペレス(レッドブル)


■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=17位(DNF 49周/51周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード


 今日は本当に不運だった。他の誰よりもカルロスとは接触したくなかった。こんな形で週末を終えることになり、ふたりにとって最悪の結果だ。


 ターン2から立ち上がった時には、マシン同士に十分なスペースがあったと思う。(2番手を走っていた)シャルルがイン側に行ったため、カルロスは彼からトウを得ようとしたようだ。彼はスピードを上げ、素早く動いて僕のフロントタイヤに接触、それで僕にとってゲームオーバーとなった。


 チームとチャンピオンシップにとって残念な結果だ。今日は良いレースをしていたし、週末を通して懸命に取り組んだことを思うと、チーム全員にとって受け入れがたいことだ。


 チームのことを思うと心の底から悲しい。でも、ペースが戻ってきたことは、ポジティブな要素だといえる。マシンに施した変更によって、僕たちはトップ争いに戻ることができたようだ。


 今日は優勝争いをしていたし、最終的に強力な結果をつかめそうだった。そのことをポジティブに受け止めよう。


 これまでと同じように進歩を続ける必要がある。今後のレースでは強さを発揮できるだろう。

セルジオ・ペレス(レッドブル)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)
2024年F1第17戦アゼルバイジャンGP セルジオ・ペレス(レッドブル)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)



(autosport web)




レース

9/13(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/14(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/15(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※アゼルバイジャンGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン313
2位ランド・ノリス254
3位シャルル・ルクレール235
4位オスカー・ピアストリ222
5位カルロス・サインツ184
6位ルイス・ハミルトン166
7位ジョージ・ラッセル143
8位セルジオ・ペレス143
9位フェルナンド・アロンソ58
10位ランス・ストロール24

チームランキング

※アゼルバイジャンGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム476
2位オラクル・レッドブル・レーシング456
3位スクーデリア・フェラーリ425
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム309
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム82
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム34
7位マネーグラム・ハースF1チーム29
8位ウイリアムズ・レーシング16
9位BWTアルピーヌF1チーム13
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第17戦アゼルバイジャンGP 9/15
第18戦シンガポールGP 9/22
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
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