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トヨタ、北米大陸2連戦へと体制固め

2004年6月5日

 パナソニック・トヨタ・レーシングは、6月1日(火)から6月4日(金)の4日間、イタリアのモンツァ・サーキットで行われたF1合同テストに参加した。昨日3日(木)までイギリスのシルバーストーン・サーキットで行われていた合同テストへの参加とともに、2チーム体制でのテストであった。
 5.793kmのモンツァ・サーキットで行われた合同テストには、サード・ドライバーのリカルド・ゾンタが4日間を通して参加。また、オリビエ・パニスは、1日(火)と2日(水)の2日間、もう1台の“トヨタTF104”のテストを行い、テストドライバーのライアン・ブリスコが、3日(木)と4日(金)のテストを引き継ぎ、トータル2900kmを走破。来週に迫った第8戦カナダGPと、2週連続開催となるアメリカGPに向けて、データの収集とセットアップを行った。

リカルド・ゾンタ
トヨタTF104/05
周回数
178周
ベストラップ
1分21秒789
「今週我々は、インディアナポリスで行われるアメリカGPへ向けての、空力とタイヤのテストに明け暮れた。まだ少し予選でのパフォーマンスアップの必要はあるが、ロングランのためのタイヤについての解決策をいくつか発見することが出来た。しかし、木曜日は、パラボリカ・コーナーで何かの破片を踏み、右リアタイヤがパンクしたためにコースオフを喫してしまい、その日のテストはそこで終了せざるを得なかった。何かを踏んだとき、私はトップギアで最高速に近い速度、およそ約330km/hで走行しており、タイヤバリアにぶつかってしまった。私は数年前にも同じ場所で、同じようなクラッシュを経験しているが、あの速度では何が起こるか誰にもわからない。しかし、幸運にも体には全く問題なかった。シャシーは完全に残っていたが、他のボディまわりやサスペンションなどには多くのダメージを受けてしまった。チームはすでに来週グランプリの行われるカナダへ向けての準備を進めていたため、ここで車を修理するだけの十分なパーツがなく、最終日のテストは諦めざるを得なかった」


ライアン・ブリスコ
トヨタTF104/06
周回数
193周
ベストラップ
1分21秒851
「全体的に見て良いテストとなった。木曜日はリアサスペンションとダンパーのセットアップ・プログラムを完了することが出来、充実した一日となった。しかし、午後は強い風に見舞われ、サーキットのコンディションが悪化したため、コンスタントなラップを刻むのが難しくなってしまった。金曜日の午前中は、いくつかのブレーキテストおよびインディアナポリスへ向けてタイヤのロングラン・テストを行い、何のトラブルにも見舞われず、非常にすばらしい結果を得られた。午後はクラッチと電装系の作業を行った。モンツァは非常に長いストレートを持ち、F1カーをドライブするのにすばらしいサーキットだ。しかし、私はレズモ・コーナーで蛇を轢いてしまうという珍しい体験をしてしまった。そのときは全く気づかなかったのだが、ピットへ戻った際にメカニックが左のサイドポッド内からそれを発見した。私は前回フランスで行われたテストでも、鳥をヒットしているのだが、次は何を…」

オリビエ・パニス
トヨタTF104/06
周回数
130周
ベストラップ
1分22秒317
「来週のカナダGPへ向けて、非常に有意義なテストとなった。とくにクルマには新しい部品は用意されていないが、モントリオールでのダウンフォースセッティングでテストを行った、ここモンツァでの感触は悪くなかった。カナダで非常に重要となるクルマのバランスは良く、また、やはり重要なブレーキでも、いくつかの良いセッティングを発見した。木曜日は雨に見舞われたが、それまでにテストプログラムは終了出来た。現在我々は他のチームと比較して、どの程度のレベルにあるのか知りたいが、ここモンツァのテストでは、各自全く異なるウィングのセッティングで走行しており、ラップタイムでそれを比較するのは難しい。我々はまた、カナダGPの翌週に行われるインディアナポリスでのアメリカGPへ向けてタイヤテストも行った。2週連続で、空路での移動を必要とするレースが行われるのは珍しいことだ。しかし、2つの都市間は、短いフライトなので問題は無いだろう」


レース

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フリー走行2回目 結果 / レポート
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予選 結果 / レポート
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