【角田裕毅F1第15戦展望】問題の生じたフロアを改良。初日は7番手「まったくペースがなかったスパに比べるといい感じ」
2024年8月24日
夏休み前、最後の1戦となったF1第14戦ベルギーGPでダニエル・リカルドが11番目でのフィニッシュに終わったRB。その後、トップチェッカーを受けたジョージ・ラッセル(メルセデス)が重量違反で失格となったために、繰り上がりで10位となり、コンストラクターズ選手権6位争いを演じているハースとのポイント差を7点にして、夏休みに突入した。
しかし、夏休み前のヨーロッパラウンド5戦では、6点しか挙げていないRBに対して、ハースは20点と3倍以上のポイントを獲得して急速に接近している。
「チャンピオンシップでいま6位にいるので、そのポジションにとどまれるよう、コンスタントにポイントを重ねていきたい」
チームのポイント稼ぎ頭である角田裕毅(RB)は、夏休み明け初戦となった第15戦オランダGPで、後半戦へ向けた目標をそのように語った。
ハースとの戦いを制し、中団グループのトップになるという目標を達成するには、それに見合うだけの戦闘力が高いマシンを準備しなければならない。最大のライバルであるハースがオランダGPに4種類ものアップグレードパーツを投入してきたのに対して、RBのアップデートは1点のみ。しかも、それはリヤタイヤの内側にある小さなパーツだった。
しかし、角田はオランダGPでも予選でQ3に進出できるチャンスを捨てていない。
「僕のペースが普通に戻れば、Q3に行けると思います。(ベルギーGPでの)リカルドのペースがよかったので、クルマが普通の状態であれば、Q3に行けると思っています」
ベルギーGPで角田が失速した原因は、フロアに生じたある問題だった。今回、RBは角田のフロアを改良してきた。
「フロアは今回に向けていろいろと変えてはいます。ただ、それが完全に機能するかどうかはわかりません」
オランダGP開幕前日、角田はそう語っていた。
迎えたオランダGP初日。ザントフォールトは秒速10m以上の突風が吹き、雨という難しいコンディションでスタート。雨はフリー走行1回目の途中で上がり、フリー走行2回目は完全にドライコンディションとなったが風は相変わらず強かった。
それでも角田は中団グループ勢ではトップとなる7番手のタイムを刻んだ。
「いまのところ、悪くないです。今日は風が強かったので、まだ完全にはわからないですが、いい感じです。まったくペースがなかったスパに比べると、いい感じかなと思います」
夏休みを経て、力強い走りが角田に戻ってきた。
(Masahiro Owari)
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9/19(金) | フリー走行1回目 | 17:30〜18:30 |
フリー走行2回目 | 21:00〜22:00 | |
9/20(土) | フリー走行3回目 | 17:30〜18:30 |
予選 | 21:00〜 | |
9/21(日) | 決勝 | 20:00〜 |


1位 | オスカー・ピアストリ | 324 |
2位 | ランド・ノリス | 293 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 230 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 194 |
5位 | シャルル・ルクレール | 163 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 117 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
8位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 66 |
9位 | アイザック・ハジャー | 38 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 617 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 280 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 260 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 86 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 61 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |

