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バトンが、今季5度目の表彰台!

2004年5月31日

 ヨーロッパGP決勝レースで、Lucky Strike B・A・R Hondaのジェンソン・バトンが、今季5度目の表彰台となる3位表彰台を獲得した。日本人F1ドライバーとして初めてフロントローからスタートした佐藤琢磨は、2台のフェラーリと互角の勝負を繰り広げながらも、レース終盤47周で、エンジントラブルのため痛恨のリタイアを喫した。
 40年前にHondaが初めてF1を戦ったサーキットで、日本人ドライバーの佐藤琢磨が最前列からレーススタートを待っている。上空は雲がやや多いものの、気温21C、路面温度は37Cまで上がり、絶好のレースコンディションとなった。
 午後2時。レッドシグナルが消えレーススタート。佐藤のスタートは悪くなかったが、それ以上に3番手のJ・トゥルーリ(ルノー)がスタートダッシュを決め、佐藤の前に出る。しかし、いったんトゥルーリの後ろに付いた佐藤は、1コーナーのブレーキングをぎりぎりまで遅らせ、インを突いて2番手奪回に成功。しかしその後トゥルーリとのバトルの間に、K・ライコネン(マクラーレン)とF・アロンソ(ルノー)に先行されてしまう。トゥルーリは7番手に後退。佐藤は4番手、バトンは6番手で1周目を終えた。
 2番手のライコネンのペースが遅いために、M・シューマッハは序盤5周で、すでに11秒ものマージンを築いている。そのライコネンの後ろに、B・A・R Hondaの2人を含む5人がコンマ5秒余りの間隔で、ぴったりと付ける展開となった。
 8周目。トップを走行中のM・シューマッハが、予想通り早めのピットイン。その後もライコネン、アロンソが次々とピットに入って行き、佐藤が首位に立つ。その後11周目にバトン、次周に佐藤が最初のピットイン。ともに6秒前後の短いピット作業を終え、バトン5番手、そして佐藤はM・シューマッハに次ぐ2番手でコースに復帰した。


 レースの3分の1が過ぎた21周目。佐藤は2台のフェラーリに挟まれる形で、2番手を快走する。M・シューマッハとの差はそれほど広がらず、逆に3番手のR・バリチェロ(フェラーリ)に対しては、12秒まで間隔を広げている。25、26周目に、バトン、佐藤が相次いで2度目のピットイン。佐藤はこれで3番手に下がったものの、コースインラップからペースを上げ、2番手のバリチェロより1秒以上速いタイムを叩き出す。レース折り返し点を過ぎた31周目。佐藤は依然3番手、バトンは4番手にポジションを上げている。バリチェロと佐藤の差は、33周目で5.3秒。依然として佐藤のペースの方が速く、次のピットインで2位に上がることは十分可能だ。
 いったん4秒2まで縮まったバリチェロとの差は、周回遅れでペースを乱されたこともあり、7秒まで広がったりと、なかなか後ろに付くことができない。そして38周目に、まずバリチェロがピットイン。2番手に上がった佐藤とバリチェロの差は、この時点で18.5秒。佐藤はその後もペースを上げ、両者の差は21秒以上まで広がる。
 そして44周目に佐藤が、次の周にバトンが最後のピットイン。佐藤は僅かな差でバリチェロの先行を許し、3番手でコースに復帰。しかし佐藤はバリチェロを猛追し、次のラップの1コーナーで、バリチェロのインを突いて2位に復帰。だがその際にフェラーリと接触し、フロントウィングの左側を失ってしまった。緊急ピットインしフロントノーズ交換を行い、5番手でコースに復帰する。表彰台を目指して追い上げを開始するが、翌周の最終コーナー立ち上がりでマシンは後部から白煙を上げ、コースサイドにストップ。エンジントラブルで痛恨のリタイアとなった。
 佐藤に代わって、バトンが3位に浮上。2位のバリチェロを猛追するも及ばず。そのまま60周を走り切り、今季5度目の表彰台を獲得した。優勝はM・シューマッハ(フェラーリ)だった。




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