怒涛の3連戦はメルセデスのルイス・ハミルトンが涙の優勝というドラマチックな形で幕を閉じた。移動日となる今週もF1界はグッドウッドに向けた準備に追われる。レッドブルからはハイパーカーRB17がお披露目され、エイドリアン・ニューウェイが「キャリアで学んだことを凝縮した1台」と語った。SNSから今週のF1界を紹介しよう。

●予選昨対

　長いシーズンも12戦が終了し、ここまでの予選成績を昨年と比較してみよう。全レースでQ3に進出したのは4名で、特にマクラーレンの2台が全戦でQ3に辿り着いたのはマシンとドライバー両方の熟成が進んだ見て良いだろう。またRBの角田裕毅は昨年に比べて5戦多い7戦でQ3へ進出、速さと安定感の両方が垣間見れる。

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●上昇ハルク

　実は昨年と同じく6レースでQ3進出を果たしていたハースのニコ・ヒュルケンベルグ。今シーズンはスターティンググリッドからポイント圏内に順位を上げる力強さが目立っている。来季も残留して欲しかったハースの気持ちがよく分かるグラフだ。

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●ダブルトロフィー

　メルセデスにとってイギリスでの週末はハッピーなものになった。ルイス・ハミルトンが2年ぶりの優勝を飾り、オーストリアGPに続く連勝を達成した。

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　ポールスタートのジョージ・ラッセルはトラブルでリタイアし勝てるチャンスを失ってしまった。それでも個人の悔しさよりチームの勝利を喜び、ハミルトンに賛辞を送る。素晴らしいリーダーシップを見せてくれた。

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　さらに下位カテゴリーのFIA F2では育成ドライバーのアンドレア・キミ・アントネッリがスプリントレースで初優勝。ふたつの優勝を味わうことができた。

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●ご機嫌ロスコー

　ご主人の優勝にロスコーもさぞ嬉しいことだろう。専用マシンをプレゼントされ、その表情には哀愁が漂う。

●初仕事

　来季からハースのレギュラードライバーとして契約を結んだオリバー・ベアマン、契約発表後の初仕事はタイヤテストだ。92周を走破し、午後のテストに参加した3名の中ではトップタイムの1分29秒481をマーク。着々と準備を進めている。

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— MoneyGram Haas F1 Team ()

●来季のスプリントスケジュールが発表

　2025年シーズンもスプリントが6戦行われる。変更点はオーストリアが脱落しベルギーでの開催が復活した。終盤は10月以降に3つのイベントが用意されており、チャンピオンシップが今季同様に混戦状態だと、1ポイントが非常に重たいレースになるのは間違いない。

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●角田、RA272をドライブへ

　7月11日から14日にかけて開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024で、角田はホンダのRA272をドライブする。今年はホンダがF1に初参戦してから60年というメモリアルイヤーで、これを記念してRA272を出走させることが決まった。角田自身もこの週末が待ちきれない様子だ。

●RB17、アンベイル

　レッドブルのエイドリアン・ニューウェイが監修したロードカー『RB17』が公開された。知恵を総動員して開発した1000馬力のV10モンスターについてニューウェイはインタビュー動画で以下のように語っている。

「RB17は本当にあらゆるものを超越している。私のキャリアで学んだことを1台のマシンに凝縮した。F1のやり方を、市販に応用しているんだ。センセーショナルな動く芸術作品として見てもらいたい。その圧倒的なパフォーマンス、美しさ、サウンド、所有することの楽しさという点で、これまでにないものだ」

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