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オーストリアでの一件について、攻撃的なドライビングを奨励するようなレッドブルF1首脳陣の態度をブラウンが批判

2024年7月10日

 マクラーレン・レーシングのCEOザク・ブラウンは、先日のF1第11戦オーストリアGPの週末に起きたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とランド・ノリス(マクラーレン)の劇的なクラッシュについて、レッドブル上層部と彼らの対応を厳しく批判した。


 マクラーレンはコンストラクターズ選手権で3位の座にあり、2チームは依然としてタイトルをめぐる激しい戦いの中心となっている。首位を争っていたフェルスタッペンとノリスの衝突は緊張を悪化させた。彼らのライバル関係はコース外にまで広がり、F1のレース運営と公平性に関する幅広い議論にまで影響を及ぼした。

タイヤがパンクしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2024年F1第11戦オーストリアGP ランド・ノリス(マクラーレン)と接触し、タイヤがパンクしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)


 イギリスGPの金曜日、ブラウンは若いドライバーが激しいレースをするのは避けられないと認めたが、同時にスチュワードの決定の一貫性に関する長年の議論を再燃させた。


「ふたりが直接対決するのは時間の問題だったと思う」とブラウンは語った。


「非常に小さな接触が残念な結果になったのは明らかだ。しかしその週末を振り返るなかで、レギュレーションの一貫性と施行を高めるためにスチュワード業務にもっと投資する必要があると私は考えているし、FIAもそれには同意すると思う」


「パートタイムのスチュワードを雇っているが、これは非常に難しく複雑な仕事なので、F1のレベルでパートタイムで行うのは困難だと思う」


「マックスとランドは予想されていたようにただ戦っていただけなので、誰かがマックスに『おい、それはレギュレーション違反だ』と言わない限り、彼は何もわからないだろう」


「そして、スチュワードがメモを取る機会が失われたと思う」

ザク・ブラウン(マクラーレン・レーシング CEO)
2024年F1第12戦イギリスGP FIA会見 ザク・ブラウン(マクラーレン・レーシング CEO)


 ブラウンが提起したもうひとつの論点は、レッドブルのピットウォールに座っていた人々、具体的にはチーム代表のクリスチャン・ホーナーとフェルスタッペンのレースエンジニアを務めるジャンピエロ・ランビアーゼのレース中の態度だった。彼らはその場の勢いで、無線を通じてノリスを組織的に非難し、フェルスタッペンの不正行為を許し、結果としてフェルスタッペンの攻撃的なドライビングを奨励したのだ。


「レッドブルのような素晴らしいチームにおいて、首脳陣がそうしたことを奨励しているということにも失望している。なぜなら無線で発言を聞いたからだ」


「ピットウォールにいる我々全員には、ドライバーにすべきこと、すべきでないこと、そしてレースで何が起きているかを伝える責任がある」


「だから、我々はレギュレーションを尊重する必要があると思う。財務レギュレーションや競技であろうが、父親たちとのコース上の問題などであろうが、レギュレーションが尊重されていないのを目にしてきた。それはレースのやり方ではないと思うし、ドライバーに何が正しくて何が間違っているかを指導する必要がある」


「もっと早く対処していれば、あのインシデントは起こらなかったかもしれないと思う。ピットウォールとスチュワードが、レギュレーションで何ができるのか、そして何ができないのかをもっとよく理解していれば、レーシングインシデントは避けられたと思う」

ジャンピエロ・ランビアーゼ
2024年F1第11戦オーストリアGP マックス・フェルスタッペンのレースエンジニアを務めるジャンピエロ・ランビアーゼ



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


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