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角田裕毅、ターン9での大スピンがSQ2の走りに影響「フロアを傷めてしまった」/F1オーストリアGP

2024年6月29日

 6月28日に行われたF1第11戦オーストリアGPのスプリント予選で、角田裕毅(RB)は14番手。SQ3に駒を進めることができなかった。


 RBは先週末のスペインGPで、フロアやサイドポッド、リヤウイングなどマシンに多くのアップグレードを投入したが、それらが実を結ぶことはなく困難な週末を過ごすこととなった。チームはそこから起き上がり“ホーム”のひとつであるレッドブルリングでのレースをより良いものにしよう努力していた。


 そんななか、角田はフリー走行1(FP1)を僚友のダニエル・リカルド(16番手)を上回る9番手で終えたが、彼はセッションを通じてステアリングコラムに問題を抱えていた。


 迎えたスプリント予選では、SQ1の2回目のアタック時に高速コーナーのターン9で縁石に乗り上げ、ハイスピードでスピン。辛くも15番手タイムでSQ1を突破するもフロアにダメージを負った状態で臨んだSQ2でタイムを伸ばしきれず。14番手でSQ3進出を逃すこととなった。


 RBのレーシングディレクター、アラン・パーメインは「それがなければ、もっと上位にいたはずだ」と認めたうえで「ひと晩かけてフロアを修復し、明日に向けて完璧なマシンを用意する」と述べている。


■角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム)
FP1 9番手(1分06秒579:ソフトタイヤ/30周)
スプリント予選 14番手(SQ1=15番手1分06秒557:ミディアムタイヤ/SQ2=14番手1分05秒960:ミディアムタイヤ)


「今日の結果には満足していません。たしかにSQ1の2本目、最後のセクターでスピンをしてしまったことがSQ2の走りに影響し、状況を悪くしてしまいました」


「ターン7でプッシュしすぎて少し限界を超えてしまいました。ターン10でスピンしたときではなく、そこではすでにフロアを傷めてしまったと思います」


「とくにその後のドライビングスタイルのアジャストを考えると、SQ2に入るには理想的な出来事ではなかったのは確かです」


「この結果は残念ですし、間違いなく僕のミスです。自分に責任があると認め、前に進んでいきます」

角田裕毅、ターン9での大スピンがSQ2の走りに影響「フロアを傷めてしまった」/F1オーストリアGP
2024年F1第11戦オーストリアGP 角田裕毅(RB)



(autosport web)


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