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ヘッド「モンツァでのクラッシュが、ラルフの不調の原因」

2004年5月24日

 BMWウイリアムズF1のテクニカルディレクター、パトリック・ヘッドは、ラルフ・シューマッハーについて、去年のイタリアGPでのアクシデントが現在の不調の原因かもしれないと語った。

 だが、木曜のFIAの記者会見で、ヘッドが付け加えたところによると、彼の考えはもともと「オフレコ」のもので、公式に明らかにするつもりはなかったし、ラルフを攻撃する意図はまったくなかったのだ、ということだ。
「これは、バルセロナでのアリアンツの夕食会で、個人的な会話の中から出てきたことなのだ」と、ヘッドは説明した。「私は4人のイギリス人ジャーナリストと話していたのだが、それがオフレコの話だということは、十分理解されていたはずだ」
「話題は、なぜラルフが常にチームメイトに予選で負けているのか、ということだった。ウチには、以前にも、大きな事故に遭ったドライバーがいた。イモラでタイヤが破裂したネルソン・ピケがそうだったし、ティエリー・ブーツェンもそうだった。彼らは2人とも、後になってから、脳震盪を起こしたときは完全に回復するまでに6カ月から9カ月くらいかかったと話していた」
「個人的な会話の中で、私は、モンツァでの事故が何らかの影響を及ぼしていたのではないかという推測を話した。あの事故は、私たちが引き起こしたものだった。サスペンションに接合不良があったのだ」
「しかし、実際のところ、オフレコの話をするのは賢いことではないとわかったし、こういうことはもう二度とないだろう」
 ヘッドはこの件に関してさらに質問され、ラルフがスポーツ心理学者の診察を受けるべきかどうかと問われて、ラルフ本人が一番よくわかっているだろうと答えた。


「ラルフは賢い人間だから、自分の身体と肉体的なコンディションをよく知っているし、そういう面については自分で十分に対処できるはずだ。だが、想像がつくと思うが、ラルフはチームメイトと比較して自分の立場には満足していない。彼がその面についてきちんと対処することは間違いないと思う」
「さっき言った通り、この話は個人的な会話の中から出てきたものだし、私はこれ以上話を膨らませるつもりはないんだ」
 一方ラルフは、ヘッドが口を滑らせたことについて、快く思っていないといわれている。
 ラルフは、英インディペンデント紙に対して、こう語っている。「時々彼(ヘッド)は、ちょっと脱線したりするし、考えなしに喋ることがある。彼はなにかと、とても感情的になるんだ」
「ウイリアムズで、僕にこういうことがあるのは今回が初めてじゃない。見ての通り、僕らはみなプレッシャーにさらされているし、みな結果を出したいと思っている。そのせいで、ものごとがちょっと悪い方へ行くこともあるんだ」
「パトリックは、20年も前のことを持ち出そうとしたりする。実際のところ、その日の気分次第なんだ。彼はとてもやる気のある人間で、勝てるマシンを用意するためにあらゆることをトライしつづけている。信じてもらえるかわからないが、僕は彼と働くのを楽しんでいるよ。すべての時間のうち90%は、僕らはうまくやっているんだ」


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