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ヤルノ・トゥルーリ、初のポール獲得!

2004年5月22日

 F1モナコGPは土曜公式予選が行われ、ルノーのヤルノ・トゥルーリが自身初のポールポジションを獲得。2番手にはBARホンダのジェンソン・バトンがつけた。
 予選1回目のコンディションは、気温23度、路面温度44度、湿度51%というコンディション。トップランナーのミハエル・シューマッハーは軽く流して1分15秒927。海のシケインで縁石に乗り過ぎたか。続くルーベンス・バリチェロは全区間ミハエル・シューマッハーより速く、0.6秒も短縮する1分15秒329。
 3番手に登場したヤルノ・トゥルーリはセクター2、3が最速で、バリチェロのタイムを0.3秒縮め1分14秒993でトップへ。続く4番手フェルナンド・アロンソはトゥルーリよりさらに速く、1分14秒816でトップに。
 佐藤琢磨は5番手に登場。セクター1が最速で、アロンソに続くポジションに。続くラルフ・シューマッハーはセクター1で佐藤琢磨より速い。トータルでアロンソよりも0.3秒速く、1分14秒483でトップに。7番手ジャンカルロ・フィジケラもセクター1が速い。しかし全周ではラルフより0.3秒遅く、2番手となった。
 BARホンダのジェンソン・バトンは佐藤琢磨と0.1秒しか違わなかったが、ラルフの0・3秒落ち。しかし10番手のデイビッド・クルサードが1分14秒728バトンを上回る。11番手キミ・ライコネンがセクター2最速で、クルサードを上回る。タンクは軽いようだ。この時点でミハエル・シューマッハーはなんと最下位。しかし、12番手のマーク・ウエーバーはミハエル・シューマッハーより遅く、そのまま12番手となった。続くトヨタのクリスチアーノ・ダ・マッタはピッチングが大きいが、それでもミハエル・シューマッハーより速い。
 14番手ジョルジョ・パンターノはラルフの3秒落ち。15番手ファン−パブロ・モントーヤは特にミスもなかったが9位。16番手クリスチャン・クリエンは15位。17番手オリビエ・パニスは10位。18番手ニック・ハイドフェルドはパンターノを超えて17位。午前中クラッシュしたジャンマリア・ブルーニはラルフの6秒落ちとなる。ラストアタッカーのゾイト・バウムガルトナーはブルーニよりは速かった。
 バウムガルトナーが走り終え、13時38分に予選1回目のチェッカー。路面温度は46度に上昇している。予選2回目までは22分と長い間隔が開いた。


 ミハエル・シューマッハーは14番手タイムとなり、2回目は7番目に走ることになった。ミスがあったのか、作戦なのかどうかはわからない。各区間タイムのトップはセクター1がフィジケラ、2がライコネン、3がバトン。セクター2が速いマシンは燃料量が少ないといわれるが、果たして2回目はどうなるだろうか?
 予選2回目は、気温22度、路面温度47度、湿度63%というコンディションでスタート。ブルーニ、バウムガルトナーのミナルディ勢は1分20秒台。3番手に登場のパンターノは1分17秒台。4番手ハイドフェルドは1分16秒488。5番手クリエンは1分16秒を辛くも切ってトップに立つ。ここまでは走ったドライバーが全て前のドライバーのタイムを塗り替えている。
 6番手、ウエーバーはハイドフェルドより0.194秒速く、トップに。そして早くも7番手アタッカーがミハエル・シューマッハー。ヘアピンで一瞬カウンターを当てたが、ウエーバーより1.2秒も速くトップに立つ。しかし、1分14秒516と1回目のラルフよりやや遅いタイム。午前のフリー走行と比較しても遅いタイムだ。
 8番手アタッカーのダ・マッタは4番手タイム、9番手マッサは5番手タイム。10番手バリチェロはミハエル・シューマッハーと10分の2秒差の2番手タイムとなった。日が翳り始め、路面温度は43度と4度低下してきている。11番手パニスは1分15秒859で4番手。トヨタのピットが沸いている。
 12番手に登場したモントーヤはスライドが大きく、ミハエル・シューマッハーの0.5秒落ちの3番手。13番手に登場したトゥルーリはセクター3が速く、1分13秒985でトップに!
 続く14番手アタッカー、佐藤琢磨はセクター1最速ながら海のシケイン進入直前に外側の縁石に乗ってしまい、タイヤスモークを上げ4位に終った。タイヤロックがなければ0.4秒は速く、確実にフェラーリ勢の上に行っただろう。続く15番手、アロンソは1分14秒408で2位。暫定ながらルノーがワン・ツー!
 残すは5台。16番手フィジケラはモントーヤの後ろの7番手タイム。17番手バトンは全区間まんべんなく速く、ワンラップをきっちりまとめてトゥルーリの0.4秒落ちで2位に浮上!
 18番手アタッカー、クルサードは琢磨とモントーヤの間に割って入り7位。クルサードの予選シングルは今季初だ。そして19番手ライコネンはシューマッハーとバリチェロの間に入る5位。琢磨は7位に後退してしまった。
 最後のアタッカー、ラルフ・シューマッハーはバトンをはじいて2位に。しかし、ラルフは木曜の時点でエンジンを交換しているためにグリッド10番手降格が決定している。よってバトンのサンマリノGPに次ぐフロントロウ獲得が決定した。
 トゥルーリはグランプリ参戦119戦目にして初のポールポジション獲得となった。ミシュラン勢が4位までを独占。佐藤琢磨は7番グリッドから決勝に臨む。ミハエル・シューマッハーの5位は決勝3位に終った昨年と同じポジションである。フロントロウの対決は、ポジション的にはバトンが有利であろうか?




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