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突然の「奇妙な」失速。上海でのペース不足に困惑するフェラーリ、代表はトラックの特殊性が関係と睨む
2024年4月24日
フェラーリは、週末を通して競争力が欠けていたことに困惑しつつ4月19〜21日にF1中国GPが行われた上海インターナショナル・サーキットを後にした。
『SF-24』と相性がよいコースだという確信を持って中国に到着したスクーデリア・フェラーリだが、彼らは週末の始まりから苦戦した。レッドブルとのギャップは今季最大となり、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツにとっては、マクラーレンさえも手の届かないところにいた。
サインツはスプリント・シュートアウトで5番手となり、ルクレールは4位で短いレースを終えたが、メインの予選セッションでは6番手と7番手にとどまり、フェルスタッペン(レッドブル)のベストタイムから0.6秒以上離されていた。ルクレールは、土曜日のメインレースでも順位は変わらず、チームメイトに先んじて4位でフィニッシュしたが、ペース不足に明らかに困惑していた。
ルクレールはいつものように率直に認めた。「チームとして、とくにハードタイヤではこのことに対する答えを見つけられなかったと思う。少し奇妙だ。なぜなら、今年の初めからこのマシンは、あらゆるコンディションかつ、すべてのタイヤでとても安定した強さがあったからだ」
「今日はちょっと特殊だ。ハードを履いた途端に0.5秒も遅れてしまったからね。だからとても奇妙だ。このことを調べ、何が悪かったのか理解するつもりだ」
最初のピットストップを終えて3番手に浮上できたことで、ルクレールはノリスと戦えるという自信を持った。
「ランド(・ノリス/マクラーレン)については、最初は彼と戦うことになると思っていた。セーフティカーが出てリセットされるまでは、うまくタイヤマネジメントができていたんだ。すべての戦略については、少々残念だ。僕たちは良い仕事をしていたと思う。その後のハード(タイヤ)ではただ遅かっただけだ」
僚友のサインツも同じ問題に遭遇した。ジョージ・ラッセル(メルセデス)の早めのピットストップに反応して彼をオーバーカットしようとしたことから、状況は悪化した。「僕たちはメルセデスを追って抜こうとしたが、彼は早めにピットストップした。僕たちは反応して、かなり早い段階でハードタイヤを履いた。そのために、ハードタイヤでの最後のスティントがとても長くなった。ハードタイヤを使い切るのは常に難しいことだが、なんとかやり遂げて5位をキープできた。この状況では、5位が僕たちが今日達成できるベストの順位だったと思う」
■特殊性を主張も「誰もが同じ状況」
サインツは、「基本的に、僕たちは今週末あまり速くなかった。予選は6番手と7番手だったし、マシンのペースもあまりなかった」と中国GPでのスピード不足を認めた。
「レースではもっと速く走れると思っていたが、あまり良い結果が出なかった。だからこのタイプのコースが僕たちにとってもっとも難しいものであったのは明らかだ」
「セットアップでやったことをすべて見直して、改善するために懸命に取り組まなければならない。このコースが僕たちに合わなかったのは確かだね」
レース後、チーム代表のフレデリック・バスールは満足しておらず、次のようにはっきりと語った。「チームとして、自分たちが持っているものでベストを尽くさなければならないが、今週末はそうすることができなかった。けれども、それは週末ごとに状況が大きく変化しているからではない」
彼はフェラーリSF-24の突然のペース不足について「コースやターマック(舗装)が少し関係している可能性がある」と述べた。
「今週末はフォーマットのせいもあったが、ターマックを理解するのが非常に難しかった。なぜなら金曜日の午前中にソフトで1スティントを走り、その後ミディアムでレースに臨んだが、その前はミディアムで走行しておらず、予選でワンラップを走ったからだ。つまり、このような状況の理解、たとえば状況へのアプローチは、最後に違いを生むことができるということだ。なぜなら、我々はコンマ1秒について話しているのであって、0.5秒の話はしていないためだ」
それでもなお、バスールは言い訳を探しているのではないと断言した。「それは誰にとっても同じだ。上海では誰もテストできない! 確かに、この世代のマシンで上海に戻ったのは初めてだったし、ターマックのコーティングや塗装は週末にかけてコースが大幅によくなったので、おそらく役に立たなかったのだろう」
「だが、繰り返しになるが、これは決して言い訳ではない。誰もが同じ状況にあり、一部のチームは他のチームよりもうまく対処している。より万全の準備ができたかといったことを理解しなければならないが、ここはかなり特殊だったと思う」
(Grandprix.com
Translation: AKARAG)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 362 |
2位 | ランド・ノリス | 315 |
3位 | シャルル・ルクレール | 291 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 251 |
5位 | カルロス・サインツ | 240 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 189 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 177 |
8位 | セルジオ・ペレス | 150 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 31 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 566 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 537 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 512 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 366 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 46 |
7位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 36 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 14 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |