2週間前のスペインGPで2ポイントを獲得したザウバー・ペトロナスは、今週末のモナコGPでさらなる好成績を目指す。
前戦で今季初入賞を果たしたジャンカルロ・フィジケラは、こうコメントしている。
「僕はモナコが大好きなんだ! 93年のF3では2位に入ったし、94年には優勝した。98年は(ミカ)ハッキネンに続く2位に入ったよ。あの日は自分のパフォーマンスもマシンのパフォーマンスもすごく満足いくものだった。ここにはいい思い出がいっぱいあるね」
「このサーキットにはすごく自信があるよ。ウォールにかなり接近しなければならず、すべての作業を正確に行わなければならないから、かなりチャレンジングだよね。たとえば、サン・デボテをうまく抜けるのはすごく難しいんだ。あそこでレースを終えたドライバーを何人も見たよ。コーナリングがちょっと遅れると、ウォールに突っ込むことになる。1周にわたって、そして全レースにわたって、100パーセントの集中力が要求される。そしてもし他のドライバーがミスをしなければ、抜くこともできない」
「でも、モナコのいいところは、ドライバーの腕が物を言うことだ。いいマシンももちろん必要だが、自分の力でより速く走ることができるんだ」
フェリペ・マッサは、モナコでの経験は乏しいものの、ニューパーツの投入に期待している。
「モナコでレースしたのは、2002年のグランプリだけなんだ」とマッサ。「でもリヤブレーキにトラブルが起きて、サン・デボテで大クラッシュしてしまった。それでもこのサーキットは大好きだよ。ここは難しいコースだね。常にウォールが迫ってくるからね」
「ここはすごくテクニカルで、トラクションがすごく重要になる。ハンドリングが安定していることも大事だ。あとは、オーバーステアはだめだ。シケインでハードブレーキングする必要があるからね。僕らはモナコに備えて十分テストをしたし、ニューパーツも用意している。予選ではいい順位が取れるだろうし、レースでも高いパフォーマンスが見せられるだろう」