F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

【マギーさんインタビュー】レース観戦からのカート体験で受けた衝撃と興味。F1推しドライバーふたりの共通点

2024年4月9日

 モデルやタレントとして活躍しながら、大のクルマ好きとして知られるマギーさん。現在ではF1を現地観戦するほどモータースポーツが好きになり、国内A級ライセンスを取得してサーキットを走行する姿をSNSなどでみせている。そんなマギーさんに、クルマを好きになった経緯や、モータースポーツへの思いを聞いた。

■初のマイカーはポルシェ・ケイマン。カートをやってみて分かったレースの衝撃

──マギーさんといえば、クルマ好きとして知られていますが、なぜクルマを好きになったのでしょうか?


マギーさん(以下マギー):クルマを好きになったきっかけは、カナダで過ごしていた幼少期のとき、叔母が真っ赤なジープに乗っていたんです。それを見て『女性がクルマを運転している姿』に憧れを持ったことでクルマが好きになりました。


──マギーさんの愛車遍歴を教えていただけますでしょうか?


マギー:最初は、20歳のときにマニュアル(マニュアルトランスミッション)の運転免許証を取得して、中古で左ハンドルのポルシェ・ケイマンを購入しました。2年ほど乗っていたのですが、どうしても2シーターだと友達や荷物を乗せることができないので、振り切ってポルシェ・カイエンに乗りました。


 ただ、カイエンに乗ったはいいものの、ちょっと大きすぎましたね(笑)。そこからは仕事が忙しくなり、なかなか乗ることができなかったのですが、数年空いてからメルセデス・ベンツのC180カブリオレを2年乗りました。そして現在のメルセデスAMGのCLS53に至ります。


──これまで愛車だけではなく、個人のYouTubeなどでもさまざまなクルマに乗っていますが、一番印象に残っているクルマはありますか?


マギー:市販車であそこまで速さに特化している『マクラーレン720S』の衝撃は大きかったです。シート、ステアリング、ブレーキ、足回りなどがすごく硬くて、一般道を乗るのに『ここまでレーシーでいいの!?』というくらいのクルマでした。その硬派さがすごく楽しかったですし、ほぼ最初に乗ったスーパーカーだったので、やっぱりすごく印象に残っていますね。


──もちろんクルマ好きですとモータースポーツの世界も知ることになるかと思いますが、モータースポーツへの印象や、レースを好きになった経緯を教えてください。


マギー:私が最初に日本のスーパーGTや全日本スーパーフォーミュラ選手権を観戦しに行ったときは、映像で見るのとは迫力がまったく違ったので『こんなに違うんだ!』ということを感じました。クルマやドライバーが競っているところを見るのも楽しかったです。


 あと、どんな人でも『好きなことはやりたくなる』と思うので、私もレースを見ているうちに『自分でもやってみたい』と思うようになりました。なので、まずはカートを始めてみましたけど、カートをやるようになってから、さらにモータースポーツへの熱が入るようになりました。


──カートで実際にサーキットを走ったときの感想はいかがでしたか?


マギー:カートは座る位置と目線が低いので、体感速度がおよそ3倍と言われています。そのとおりで『こんなに速いのか』ということを思いました。カートの80km/hは市販車だとおよそ230km/hになるので、プロドライバーたちは普段からこの感覚で走っていることに衝撃を受けました。


 また同時に、ドライバーたちを尊重するリスペクトの気持ちが生まれ、自分がカートで体感することによって、さらにモータースポーツへの興味が湧きました。各ドライバーやチームのことをもっと知りたくなったので、カートはモータースポーツを好きなる“良い入口”になると思っています。なので、今では自分でカートイベントの『MAGGY’s RACING DAY』を主催するようになりました。

【マギーさんインタビュー】レース観戦からのカート体験で受けた衝撃と興味。F1推しドライバーふたりの共通点
ハイネケン・ジャパン『Japanese Player 0.0 Final』のメディア発表会で鈴鹿サーキットをシミュレーターで走行するマギーさん

■イベントとしての“プラスアルファ”が多いF1。推しドライバーにはアグレッシブさを求める

──少し話が前後しますが、マギーさんがレースを現地観戦するようになったのは、いつ頃からなのですか?


マギー:レースを現地で見るようになったのは、5年くらい前ですかね。最初はスーパーフォーミュラを見に行って、その後はスーパーGTを観戦しに行きました。そして今では、F1を海外で現地観戦するにまでたどり着きましたね(笑)。


──今ではF1に“のめり込んでいる”というマギーさんですが、四輪モータースポーツの最高峰とも言われるF1に対しては、どのような印象を持っていますか?


マギー:F1は、もちろんクルマとして最高峰なんですけど、イベント自体も素晴らしくて『人を巻き込む力』がすごいと思っています。やはり映像で見ているとレースの部分だけしか見ることができないのですけど、実際に現地に行くとスポンサーさんの面白いブースなどもたくさんあります。


 パドック側に行くとスペシャルな方たちが多くいるので、昔から変わらず、今でも“社交の場”になっています。なので、F1にはレースをただ見に行くだけではなく、楽しめるコンテンツがたくさんあります。お昼から有名DJが音楽を流していたりしていて、レースを見に行くんだけど、イベントとして“プラスアルファ”の要素も多いです。


──そんなF1には世界からトップドライバーが集結しています。マギーさんの推しドライバーは誰になるのでしょうか?


マギー:推しはマックス(フェルスタッペン)です。でも、それはチャンピオンだからというわけではなく、私はマックスのアグレッシブな走りが好きなんです。あと私はランド・ノリスも好きなんですけど、ふたりの共通点は、カートのようなアグレッシブな走りをしていてところです。ちょっと危険で飛んでしまいそうな走りだけど、ファンとして見ている分にはすごく興奮させられます。

【マギーさんインタビュー】レース観戦からのカート体験で受けた衝撃と興味。F1推しドライバーふたりの共通点
ハイネケン・ジャパン『Japanese Player 0.0 Final』のメディア発表会で大好きなF1について笑顔で語るマギーさん


──先日の六本木でのイベントでは、日本人ドライバーの角田裕毅選手と一緒のステージに登壇していましたが、彼にはどんな印象を持っていますか?


マギー:角田選手は、若くして唯一の日本人F1ドライバーとして選ばれているので、この先の成長が目に見えてあることを感じています。素人目線で失礼な言い方かもしれないですけど、あの超一流ドライバーたちのなかで戦うのは、すごいプレッシャーだと思います。


 そんななかで、英語力を含め、毎年チームとのコミュニケーション能力は抜群に上がっていると思います。今ではチームを引っ張るドライバーという立場で、年々ステップアップしている部分を見せてくれることは、同じ日本人として誇らしく感じています。本当にリスペクトしているので、良い結果を残してほしいですね。


──マギーさんはフォーミュラEの東京E-Prixも観戦していましたが、F1とはまた違うフル電気自動車レースはいかがでしたか?


マギー:フォーミュラEはF1とは違ってエンジン音がしないので、タイヤの音が聞こえてくるんですよ。私はそもそもモータースポーツどのカテゴリーでも好きなのですけど、タイヤの音が聞こえることは新鮮でした。


 あとは、フォーミュラEは少しゲーム性があるといいますか、eスポーツとは違うんだけど、少し被るような部分があるようにも感じました。でも、F1とはまた違う疾走感や音を感じることができたので、楽しかったです。


──シミュレーターでは見事な腕前を披露していましたが、例えばF1、スーパーフォーミュラ、スーパーGT、ラリーカーでもなんでも、実際に『どれか一台乗っていい』と言われたらマギーさんならどのクルマを選びますか?


──マギー:そりゃあもうF1です(即答)。本当に実際に乗ってみたいです(笑)。


──最後に、モータースポーツ好き女子としてオートスポーツwebの読者にメッセージをいただけますでしょうか?


マギー:やはり、今はモータースポーツに触れる機会が減ってきていると思いますし、レースが好きな年代も昔のままストップしてしまっていると感じます。なので、私をきっかけに少しでもモータースポーツを知ってもらい、好きになってもらえれば嬉しいです。これからも日本でモータースポーツを広めていけたらいいなと思っています。


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※


 モータースポーツ専門メディアからのインタビューという慣れない環境ながら、笑顔で、そしてレースへの思いを熱く語ってくれたマギーさん。もちろん2024年のF1日本GPも現地に行くとのことで、これからもクルマとレースの魅力を発信してくれそうだ。

●Profile:マギー

1992年5月14日生まれ、日本とカナダのハーフ。16歳でファッションモデルデビュー。
モデル以外の活動も積極的に行い、コスメブランド『LAPERICUM』の設立、YouTubeチャンネル『MAGGY‘s Beauty and the Speed』の開設、カートレース大会『MAGGY‘s RACING DAY』の主催などクリエイティブな分野でも活躍中。美と健康、芸術とスポーツ、ラグジュアリーとサスティナブルなど、バランスの取れた人生を目指し、実業家としてビジネスフィールドへ進出。

【マギーさんインタビュー】レース観戦からのカート体験で受けた衝撃と興味。F1推しドライバーふたりの共通点
モデル・タレントのみならず、大のクルマ・モータースポーツ好きとして活躍しているマギーさん


公式サイト:https://maggymoon.jp/
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@MaggysBeautyandtheSpeed/



(autosport web)


レース

11/29(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
11/30(日) スプリント 23:00〜24:00
予選 27:00〜
12/1(日) 決勝 25:00〜


ドライバーズランキング

※ラスベガスGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン403
2位ランド・ノリス340
3位シャルル・ルクレール319
4位オスカー・ピアストリ268
5位カルロス・サインツ259
6位ジョージ・ラッセル217
7位ルイス・ハミルトン208
8位セルジオ・ペレス152
9位フェルナンド・アロンソ63
10位ニコ・ヒュルケンベルグ35

チームランキング

※ラスベガスGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム608
2位スクーデリア・フェラーリ584
3位オラクル・レッドブル・レーシング555
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム425
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位マネーグラム・ハースF1チーム50
7位BWTアルピーヌF1チーム49
8位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム46
9位ウイリアムズ・レーシング17
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
第23戦カタールGP 12/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd19 アメリカ&Rd20 メキシコ&Rd21 ブラジルGP号