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レッドブル&HRC密着:「完璧ではなかった」ラップでもPP。ニューウェイのデザインしたRB20の最大の長所が活きた予選

2024年4月6日

 レッドブル・ホンダRBPTが、土曜日に行われたF1第4戦日本GPの予選でフロントロウを独占した。


 前戦オーストラリアGPではレースでマックス・フェルスタッペンのマシンがブレーキトラブルに見舞われ、チームメイトのセルジオ・ペレスは5位に終わったレッドブル。昨年のシンガポールGP以来の敗戦となったため、鈴鹿での連敗を危惧する声もあったが、その心配は杞憂に終わった。


 それは、ポールポジションを獲得したフェルスタッペンが3番手以下につけたタイム差は約コンマ3秒と圧倒していたからだ。しかも、ポールポジションタイムを叩き出したラップは「完璧ではなかった」とフェルスタッペンが語っており、今回フェルスタッペンが刻んだポールポジションタイムである1分28秒197は、真の実力が反映されたものではない。

2024年F1第4戦日本GP 予選
2024年F1第4戦日本GP予選 PPマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2番手セルジオ・ペレス(レッドブル)、3番手ランド・ノリス(マクラーレン)


 この結果を生んだ要因のひとつに、エイドリアン・ニューウェイ(チーフテクニカルオフィサー)がデザインしたレッドブルのマシンは、鈴鹿との相性がいいことが挙げられる。


 というのも、レッドブルはコロナ禍明けの2022年から3年連続で鈴鹿でポールポジションを獲得し続けているだけでなく、ハイブリッド時代以前の2009年から2013年までも5年連続で鈴鹿でポールポジションを取り続けていた。


 中高速コーナーが多い鈴鹿はダウンフォースだけでなく、空気抵抗が少ない洗練されたエアロダイナミクスが重要となる。ニューウェイがデザインするマシンの最大の長所はまさにその点にある。また、鈴鹿の路面がスムーズで姿勢の変化が少ないことも、ニューウェイがデザインしたマシンにとっては有利に働いているものと考えられる。

セルジオ・ペレス(レッドブル)
2024年F1第4戦日本GP セルジオ・ペレス(レッドブル)


 もちろんフェルスタッペンの高いドライビング能力があることは間違いない。今回のポールポジション獲得で、フェルスタッペンはその記録を開幕から4戦連続に伸ばした。


 近年の開幕からの4戦連続以上のポールポジション獲得は、2015年のルイス・ハミルトン(メルセデス)と2011年のセバスチャン・ベッテル(レッドブル)の2例があり、どちらのケースも、その後チャンピオンを獲得している。


 今年の日本GPは初めて春に開催され、チャンピオン決定の舞台にはならないが、日曜日のレースでフェルスタッペンがポール・トゥ・ウインを飾れば、4連覇へ向けて力強い走りを鈴鹿で披露したことになるだろう。



(Masahiro Owari)


レース

9/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/7(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※イタリアGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ324
2位ランド・ノリス293
3位マックス・フェルスタッペン230
4位ジョージ・ラッセル194
5位シャルル・ルクレール163
6位ルイス・ハミルトン117
7位アレクサンダー・アルボン70
8位アンドレア・キミ・アントネッリ66
9位アイザック・ハジャー38
10位ニコ・ヒュルケンベルグ37

チームランキング

※イタリアGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム617
2位スクーデリア・フェラーリHP280
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム260
4位オラクル・レッドブル・レーシング239
5位ウイリアムズ・レーシング86
6位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム62
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム61
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー55
9位マネーグラム・ハースF1チーム44
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
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第18戦シンガポールGP 10/5
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
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