最新記事
- モナコに続きカナダでもアルピーヌ上層部を激...
- 2024年F1第9戦カナダGP決勝トップ10ドライバ...
- 2024年F1第9戦カナダGP決勝トップ10ドライバ...
- マシンがパルクフェルメに戻る前に、観客がコ...
- 未来のF1王者ジェンソン・バトン、まだ何者で...
- ウイリアムズF1代表、2025年のドライバー候補...
- レッドブル&HRC密着:“願ってもない状況”で...
- 【角田裕毅F1第9戦分析】中盤には順位を回復...
- ペレスが次戦3グリッド降格。損傷したマシン...
- 【F1第9戦決勝の要点】オコンに「ガスリーに...
- 【ポイントランキング】2024年F1第9戦カナダG...
- フェルスタッペンが通算60勝目。ウエットから...
【F1第4戦予選の要点】“最高速優先”のセッティングを選んだウイリアムズ。マシン戦闘力で上回るライバルを抑え込めるか
2024年4月6日
F1第4戦日本GPの予選直前に行われたフリー走行3回目。ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、総合11番手につけた。しかしそれよりも注目すべきは、セクター3での速さだ。アルボンは首位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を1000分の7秒凌いで、最速タイムを叩き出した。
ここはシケイン以外は、ほぼ全開区間だ。なので最初は、アルボンのシケインの攻め方が巧いせいかと思った。ところが全20人の区間別最高速を見て驚いた。セクター3に限らずウイリアムズのアルボンとローガン・サージェントが、全区間でワン・ツーを独占しているのだ。
ウイリアムズのマシンは、ハース以上の直線番長である。そして鈴鹿は、抜きにくいコースだ。レースでライバルたちの前にいったん出ることができれば、この最高速を武器に順位を死守できる、という戦略なのだろう。
ただし最高速優先のセッティングだと、当然ながら中高速区間のタイムロスは大きい。実際、サージェントは、アルボンからコンマ9秒落ちの19番手タイムだった。一方のアルボンは、9番手の角田裕毅(RB)からコンマ2秒落ちの11番手につけた。このタイムは、アルボンの腕のおかげと言っていい。
ウイリアムズにとって現時点での最大のライバルはRBであり、彼らを攻略しない限りポイント獲得は望めない。しかし純粋なマシン戦闘力は、今のところRBの方が上だ。正攻法で攻めても、予選で角田の上に行くことは難しいし、レースペースも拮抗している。
だったらアルボンの腕を見込んで、極端に最高速に振ったセッティングでいく。たとえ予選で前に行かれても、レース中の展開次第でいったん前に出さえすれば、そのまま入賞できるかもしれない。そんな捨て身の戦略を取ったのではないか。
そして迎えた予選。サージェントはアルボンとの差をコンマ2秒以内まで縮めたものの、19番手でQ1敗退。アルボンは「ターン8(デグナー1)までにタイヤが終わった」と苦戦しつつ、15番手。ギリギリでQ2に進めた。
Q2では、1回だけのアタックを敢行。自己ベストをコンマ2秒縮めたものの、ライバルたちの伸びしろの方が大きく、14番手が精一杯だった。とはいえRB勢はダニエル・リカルドが11番手、3戦連続でQ3に進んだ角田も10番手。彼らを攻略する前に、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、バルテリ・ボッタス(キック・ザウバー)というやや一筋縄ではいかないふたりが控えているが、レース展開次第ではポイント争いは十分にできるはずだ。
(取材・文 柴田久仁夫)
関連ニュース
6/8(土) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
6/9(日) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
6/10(月) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 194 |
2位 | シャルル・ルクレール | 138 |
3位 | ランド・ノリス | 131 |
4位 | カルロス・サインツ | 108 |
5位 | セルジオ・ペレス | 107 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 81 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 69 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 55 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 301 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 252 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 212 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 124 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 5 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |