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アロンソのペナルティにドライバーの間で賛否両論分かれる。ノリス「単なる賢いプレー」ルクレール「やりすぎた」

2024年4月5日

 F1オーストラリアGPでフェルナンド・アロンソがポジションを守るために戦うなかで行ったドライビングについてペナルティを受けたが、ペナルティを科すべきだったのかどうかについて、ドライバーのなかで意見が分かれている。


 レース終盤、メルセデスのジョージ・ラッセルは、1秒以内の差でアロンソを追っている際に、高速ターン6でクラッシュを喫した。アロンソとの間に接触があったわけではないが、アロンソがそのアクシデントの前に、それまでの周よりも早く減速したことが危険につながり得る行為だったとスチュワードは判断し、アロンソに20秒加算のタイムペナルティを科した。アロンソは6位でフィニッシュしたものの、8位に降格された。


 アロンソ自身はこのペナルティに不満を持っており、「非常に特殊なペナルティだった。これまで科されたことはないし、今後も科されることはないだろう」と述べている。それまでの周より早く減速したことについては、「すべてのラップで同じように運転しなければならないような義務はない」として、燃料やタイヤやバッテリーをセーブするために低速で走ったり、後方のマシンからポジションを守るために一部のコーナーでペースを落とすようなことは、「完全に正常なこと」であると、アロンソは主張している。

フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
2024年F1第4戦日本GP フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)


 この件について、他のドライバーたちの意見は分かれている。マクラーレンのランド・ノリスやハースのケビン・マグヌッセンは、アロンソにはペナルティを出すべきではなかったという考えを示し、フェラーリのシャルル・ルクレールやハースのニコ・ヒュルケンベルグはスチュワードの判断を支持した。


 ノリスは「ペナルティを出すべきではなかった」と断言している。


「確かにフェルナンドがしたことは奇妙だった。極端だったと言うべきかな。でもブレーキテストとみなされる行為には程遠い。僕には正確なことは分からないけれど、あれにペナルティを科すべきかといえば、僕の考えは『ノー』だ」


「ジョージはああいう動きを予想するべきだった。そうなると知るだけの時間があったんだ。もちろん、実際その状況に置かれたら、それほど簡単なものではないから、こういうことについてコメントしたくはない。でもああいう行為についてペナルティを出すべきではなかった」


「(2021年サウジアラビアでの)マックス(・フェルスタッペン/レッドブル)と(ルイス・)ハミルトン(メルセデス)の件は、ブレーキテストだった(注:前を走るフェルスタッペンが急ブレーキをかけたことで、後ろを走っていたハミルトンが避けられずに接触。フェルスタッペンに10秒のペナルティが科された)。でも今回のはブレーキテストではない。ただ、賢いプレーをしようとしていただけだ」


「アグレッシブな動きではない。他のマシンの1メートル前で停止したというようなことではない。100メートル前にいて、速度を落とした。そこにジョージが足をすくわれたんだ。ペナルティを出すようなものでは全くない」

フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
2024年F1第3戦オーストラリアGP フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)


 アロンソのチームメイト、ランス・ストロールは当然のことながら、アロンソを全面的に支持している。


「ペナルティはジョークのようなものだった。そもそも、不必要に遅く走ることと、単なる戦術的な運転との間の、どこに線引きをするのか。接触があれば話は別だったけれど、接触は一切なかったんだ」


 一方、ルクレールは、ペナルティは妥当だという意見を示した。


「フェルナンドがしたことは、僕たちドライバーが通常やることだ。ただ、通常はあれほど極端にはしない。彼の場合、やりすぎだった。だから、ペナルティを科されるべきだった」


 一方でルクレールは、ペナルティには問題点があるとも指摘している。タイムペナルティは、たとえばセーフティカーが出動していた際に受けると、ポジションを大幅に落とすことになるからだ。


「今のペナルティについては検討する必要があるだろう。僕としては、少し間違っている部分があると思う。運に左右されるからだ。残り2周でセーフティカーが出動している状況で、ペナルティを受ければ、5位から最下位に落とされてしまう。一方で、今回のフェルナンドのような状況では、失ったポジションはふたつだった。ペナルティの改善のために、検討すべき問題点があると思う」



(GrandPrix.com)


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