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ファンの前でF1日本GPへの期待を語った岩佐歩夢「心の中で手を振り返して、いい走りを見せたい」
2024年4月2日
東京・六本木で開催されているF1日本グランプリ公式プロモーションイベント『F1 Tokyo Festival』。4月2日のトークショーにRBからF1日本GPのFP1に出走する岩佐歩夢が登場。ファンの大きな声援を受け、鈴鹿への期待を語った。
今週末、鈴鹿サーキットで開催されるF1第4戦日本GP。秋から春に日程が変更され、桜舞う季節でのレースを迎えることとなった日本GPを前に六本木ヒルズアリーナで2日間に渡ってキックオフイベントが実施。初日に行われた岩佐歩夢のトークショーには平日にも関わらず多くのF1ファンが駆けつけた。
昨年のF1最終戦アブダビGP後にヤス・マリーナ・サーキットで行われたF1タイヤ&ヤングドライバーテストでF1初走行を行った岩佐。今シーズンは全日本スーパーフォーミュラ選手権にTEAM MUGENから参戦しながら、イギリス・ミルトンキーズでビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム(RB)のシミュレータードライバーとしての仕事も担っている。
進行を務めるピエール北川氏に紹介されステージに上がった岩佐。ファンから大きな拍手と声援が送られた。
今回の鈴鹿出走については「3週間前ですね。(連絡は)電話でした。今回に向けてではなく、いつ呼ばれても、いつ乗ってもいいように、フィジカル面も含めシミュレーターなどでずっと準備をしていました。もちろんこのタイミングというのはびっくりしましたけど、すぐに切り替えて準備を進めています」と語る岩佐。
3月上旬にスーパーフォーミュラで鈴鹿を走ったことが影響したのか聞かれると「チームはスーパーフォーミュラ開幕戦が鈴鹿であったことを知らなかったんで……(笑)。シミュレーターなどので作業の結果や鈴鹿へ向けてのテストもシミュレーターで担当していたので、その辺も含めて鈴鹿でのFP1担当になったんだと思います」と振り返り、今のチームでの仕事について語る。
「チームでは基本的にシミュレーターでのドライブをメインで行っています。(グランプリの週末には)イギリスのミルトンキーンズにあるファクトリーのシミュレーターに乗って、FP1の前後やFP2終わった後、金曜日はずっと走っていますね。僕の方でもシミュレーターでフィードバックして現地に送るやりとりをしています」
「オーストラリアGPでも担当していて、イギリス時間の夜中1時半に眠い目を擦りながら乗っていました。ファクトリーではオペレーションルームにすごい人数のエンジニアがリアルタイムで控えていて、ちょっとしたことで結果に大きな差が出てしまうので、シミュレーター作業は大事になっていますね」
「正直、シミュレーター作業を担当し始めた頃は本当にこんなのが実車の方に活きてくるの?ってあったんですよね。やはりシミュレーター、シミュレーターなので難しいんじゃないかと思ったんですけれども、びっくりするほどリンクする部分がありますし、アブダビで実車を走らせた時も似ている部分が結構あって、新たな発見になりました。今の不安は雨だけですね……」
「RBのメカニックに(週末の)天気が怪しいんだよねと言ったら鼻で笑われて、頑張れよ!みたいな感じに(笑)。鈴鹿でのFP1走行はワクワクしていますね。昨年の日本GPに帯同した時に、現地での迫力やファンの盛り上がり方をみて、あそこで走れるんだというのを少しずつ実感し始めています」と岩佐。
FP1での目標については、「ルーキーで乗るのでガンガン攻めるというプランはもちろんないです。チームとしていちばん大事なのがデータを取ること。大きなアップデートだけじゃなくて、細かなテストを毎回積み重ねていっているので、FP1走り出しはデータを取ることがすごく大事になる」
「毎セッションこなして、今のF1感に慣れていくことが大事だと思います。車も壊しちゃいけないので、タイムはあまり考えず自分の持っているパフォーマンスを最大限に出し切ることに集中したい。その結果が2秒落ち、3秒落ちだったとしてもチームに対して最大限の仕事ができればいいんじゃないかな。シミュレーターでやっていることをしっかりとリアルでもできれば評価してもらえると思います」と語ってくれた。
将来のビジョンについての話題になると「スーパーフォーミュラでタイトルを獲ってF1に行くという目標は変わっていなく、それに向けてやることも変わっていないです。スーパーフォーミュラ開幕戦は納得のいく結果ではなかったですけど、開幕戦で得たものも大きかったです。この後に向けて自信がついた大会でした。何が悪かったかもわかっていますし、自分たちの強みも見えた。すごく自信になる部分がありました」とスーパーフォーミュラデビュー戦を振り返り、これからの希望を語る岩佐。
「トップに居続けたい。ワールドチャンピオンに1回なるだけでも難しいですけれど、なった後にそこに居続けることはさらに難しい。しっかりとそこを目標に、それまで何をしていくべきか、何が必要なのかひとつずつ頭の中にはあるので、しっかりクリアしていきたい」
「(F1ドライバーになるには)速くて当たり前で、速さがなければトップで戦えない。あとはどんな状況であっても自分の最大限のパフォーマンスを出せるかどうかもすごく大事だと思っています。コンディションの違いとかでマシンが100%本来のパフォーマンスを発揮できない時もあると思うんですよ。そういった時でも、その時のマシンの最大限のポテンシャルを引き出して、ゴールまで持っていくことができるドライバーって今のF1ではすごく大切なポイントだと思っています」
鈴鹿の魅力について尋ねられると「僕にとっては世界一楽しいコースなんです。どれだけ走っても難しいんです。その難しさが楽しさに変わる。どこまでいっても詰められる部分があるので、そこは鈴鹿しかない魅力だと思うんです」
「マシンを詰めていくとなった時に、いろいろなキャラクターのコーナーがあるじゃないですか。高速コーナーがあって、低速もあって、逆バンクもある。どういう風に詰めていったらいいのかという難しさもあるので、どのチーム、どのマシンがパフォーマンスを出せるのか週末になってみないとわからない部分もあって鈴鹿の面白さだと思いますね」と岩佐。
最後に鈴鹿でどんな姿を見てほしいか聞かれた岩佐は、「先に僕が感動していると思うんです。全コーナーにファンの方がぎっしりいるというサーキットで走ったことがないので、そこにワクワクしているし、楽しみにしています。(手を振ってくれたら)僕も振り返したいんですけど、テストもあるので……(笑)。心の中で手を振り返して、皆さんにはいい走りを見せたいです」
「間違いなく自分の中ではひとつの大きなポイントです。FP1出走はひとつのステップになるので、この先に進んでいかなければならないという気持ちがまた新たに強くなると思います。しっかりここで自分のパフォーマンスをして、吸収して、さらに成長できる一日になるよう全力で挑みたいです」と熱い思いをファンの前で語った。
ファンの大きな拍手でステージから送り出された岩佐。鈴鹿でも大きな声援が彼の走りを後押ししてくれそうだ。
(autosport web)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 362 |
2位 | ランド・ノリス | 315 |
3位 | シャルル・ルクレール | 291 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 251 |
5位 | カルロス・サインツ | 240 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 189 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 177 |
8位 | セルジオ・ペレス | 150 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 31 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 566 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 537 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 512 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 366 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 46 |
7位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 36 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 14 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |