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ポール・リカールテスト4日目、またしても琢磨がトップ

2004年5月15日

 BAR、ルノー、ウイリアムズ、マクラーレン、トヨタ、ジョーダンの6チームが参加して行われたポール・リカールF1合同テストは最終日4日目を迎え、前日に続きBARの佐藤琢磨がトップタイムを記録した。
 佐藤はチームメイトのジェンソン・バトンの後を引き継いでテストを続け、チームが次の3GP、モナコ、ニュルブルクリンク、カナダ用に準備したセットアップ・プログラムが今回のテストを制するに十分だったことを証明してみせた。彼は次回モナコGPに向けたタイヤ評価を行ない、前日の木曜日よりも0.4秒早い1分10秒472をマークしている。モナコ仕様のホンダエンジンは4日間のうち3日のトップタイムを奪うパフォーマンスを発揮した。
 2番手は前日に引き続きマクラーレンのキミ・ライコネン、3番手はウイリアムズのファン−パブロ・モントーヤ。4番手にはこの日最多周回の163周を記録したルノーのフランク・モンタニー。
 佐藤琢磨は今回のテストの喜び、こう語っている。「アンソニーが背中を痛めてしまった初日、雨にたたられたジェンソンの2日目は残念だったけど、残りの2日間はモナコGPに向けたミシュランタイヤのテストを十分に行なうことができたし、エンジンも非常に良い感じだ。多くの周回をこなせたことで次のグランプリへの自信がついたよ。」
 一方でコンストラクターズ選手権2位にいるルノーもテストで収穫を得たようだ。チーフ・テストエンジニア、クリスチャン・シルクは「素晴らしい最終日だった。フランクが最多周回を記録出来たことも非常に嬉しいね。我々はこのテストで進歩し続けた。タイヤのコンパウンドにも見込みがついた。この成果が次のGPで生かされることを楽しみにしている。」と語り、BAR同様自信を見せている。


Paul Ricard (5/14)
Leading performances

1
Takuma Sato
BAR-Honda
1'10.472
151 Laps

2
Kimi Raikkonen
McLaren-Mercedes
1'10.537
125 Laps

3
Juan Montoya
Williams-BMW
1'10.769
97 Laps

4
Franck Montagny
Renault-Renault
1'11.085
163 Laps

5
David Coulthard
McLaren-Mercedes
1'11.163
119 Laps

6
Antonio Pizzonia
Williams-BMW
1'11.272
119 Laps

7
Olivier Panis
Toyota-Toyota
1'11.815
88 Laps

8
Cristiano da Matta
Toyota-Toyota
1'12.045
103 Laps

9
Timo Glock
Jordan-Ford
1'13.768
100 Laps

All cars on Michelin tyres、 except Jordan




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