F速

  • 会員登録
  • ログイン

F1、2026年も18インチタイヤの使用を継続へ。サイズ変更の代わりに、ピレリは幅とショルダーの縮小を提案

2024年3月18日

 F1にタイヤを供給するピレリは、2026年の技術規則に重要な変更を加えるようFIAの技術諮問委員会を説得することに成功した。以前合意されたタイヤのサイズを16インチに縮小する案の代わりに、現在の18インチタイヤの使用を継続するというものだ。


 FIAのシングルシーター担当ディレクターを務めるニコラス・トンバジスと技術諮問委員会の残りのメンバーがその要求を確実に受け入れるように、また、2026年のマシンにより幅の狭いタイヤを装着するというFIAのもうひとつの要求に応えるために、ピレリは現在のタイヤ幅とショルダーを削減することを提案した。この決定は、現行のテクニカルレギュレーションが施行された2年前よりもライバル同士が接近することがはるかに困難になっているなか、こうしたテクニカルレギュレーションによって車両から発生している乱気流を減らすことを目的としている。

FIAのシングルシーター担当ディレクターを務めるニコラス・トンバジス
FIAのシングルシーター担当ディレクターを務めるニコラス・トンバジス


 FIAに説得力のある主張をするために、ピレリはより小さいタイヤサイズと、16インチへの移行が技術およびマーケティングレベルで与える影響の両方について具体的な研究を行い、タイヤがショーやスポーツのイメージに何の効果ももたらさないと結論付けた。将来のルールの目標のひとつは、F1で開発されている技術が最終的に市販車にも関連するものであり、それほど遠くない将来に自動車産業以外の分野にも利益をもたらすことを明らかにすることだ。


 ピレリによると、ファンはなぜF1がタイヤサイズについては後退するのか明確に理解しないだろうという。従来の13インチから18インチになったのはわずか2年前のことだ。この動きは、より大きなタイヤの使用へと決定的に移行した市販車市場の動向を反映するために決定された。ピレリは、そのような動きは消極的な後退と解釈され、F1とピレリの市販車向けタイヤの間で行われている技術移転を減少させる可能性があると結論付けた。


 今週初めに技術諮問委員会によって承認されたこの決定は、メルボルンで予定されている次回のF1コミッションのミーティングで初めて正式決定となるが、ピレリはすでに物事がFIAに申し出たとおりに進む予定であることを認めている。これにより、FIAがF1タイヤの設計を振り出しに戻さなければならない場合に直面するであろう余分な課題が取り除かれることになる。

2024年F1第2戦サウジアラビアGP
2024年F1第2戦サウジアラビアGP スタートシーン



(Grandprix.com)


レース

6/27(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
6/28(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/29(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ216
2位ランド・ノリス201
3位マックス・フェルスタッペン155
4位ジョージ・ラッセル146
5位シャルル・ルクレール119
6位ルイス・ハミルトン91
7位アンドレア・キミ・アントネッリ63
8位アレクサンダー・アルボン42
9位エステバン・オコン23
10位ニコ・ヒュルケンベルグ22

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム417
2位スクーデリア・フェラーリHP210
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム209
4位オラクル・レッドブル・レーシング162
5位ウイリアムズ・レーシング55
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム36
7位マネーグラム・ハースF1チーム29
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム28
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー26
10位BWTアルピーヌF1チーム11

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第11戦オーストリアGP 6/29
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
第14戦ハンガリーGP 8/3
第15戦オランダGP 8/31
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号