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【全ドライバー独自採点&ベスト5/F1第1戦】完璧なフェルスタッペンと唯一レッドブルに挑んだサインツ
2024年3月7日
長年F1を取材しているベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏が、全20人のドライバーのグランプリウイークエンドの戦いを詳細にチェック、独自の視点でそれぞれを10段階で評価し、ベスト5のドライバーを選出した。今回はバーレーンGPの週末を振り返る。
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【2024年F1第1戦バーレーンGP ベスト5ドライバー】
■評価 10/10:最速レッドブル&フェルスタッペンが余裕の勝利
マックス・フェルスタッペン(レッドブル):予選1番手/決勝1位
バーレーンの決勝では、驚きの展開は見られず、明らかに最速のマシンを手にしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、最初から最後まで支配した。予選で良いラップを走ってポールポジションを獲得し、決勝スタートもスムーズに行き、最初の2スティントで後方を引き離した。その後は、ソフトタイヤで長距離を走ることを考慮に入れて、まずファステストラップを記録した後、次の2周でタイヤを冷やしてから、チェッカーフラッグまでを余裕をもって走行した。
■評価 9/10:唯一レッドブルに挑んだサインツ
カルロス・サインツ(フェラーリ):予選4番手/決勝3位
ジョージ・ラッセル(メルセデス):予選3番手/決勝5位
今回、パフォーマンス上で“ベスト・オブ・ザ・レスト”だったのは、レースデーに唯一レッドブルに戦いを挑んだカルロス・サインツ(フェラーリ)だった。予選ではシャルル・ルクレールにかなわなかったものの、レース中、2度にわたりチームメイトに対して素晴らしいアクションを見せ、ラッセルもうまく追い越し、最後までセルジオ・ペレスにプレッシャーをかけ続けた。表彰台にふさわしい走りだった。
ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、ルイス・ハミルトンより良いセットアップを選択したことで、予選でも決勝でもチームメイトよりも速さを発揮した。予選で3番手を獲得したことと、決勝序盤にルクレールを追い抜いて2番手に上がった時の動きは見事だった。しかし残念ながらオーバーヒートの問題で本来のパワーで走ることができず、ポジションを3つ落とした。
■評価 7/10:セカンドドライバーの役割をしっかり果たしたペレス
セルジオ・ペレス(レッドブル):予選5番手/決勝2位
ランド・ノリス(マクラーレン):予選7番手/決勝6位
セルジオ・ペレス(レッドブル)はフェルスタッペンに予選でかなわなかったものの、レッドブルのセカンドドライバーとしての役割をしっかり果たした。予選で5番手を獲得した後、決勝ではスタートでサインツを追い越し、後にルクレールとラッセルをパスして、チームにとって最高のリザルトであるワンツーフィニッシュに貢献した。
バーレーンでマクラーレンは4番手の位置だったが、ランド・ノリス(マクラーレン)は決勝でメルセデス1台に勝ち、もう1台にも終盤かなり近づいた。予選での自分の走りに不満を示していたノリスだが、肝心のレースデーには可能ななかでベストの結果を出してしっかりポイントを稼いだ。
【ベスト6以下のドライバーとその戦い】
シャルル・ルクレール(フェラーリ):予選2番手/決勝4位
=評価 7/10:予選ではポールを逃したことに戸惑い、決勝ではブレーキトラブルに悩まされた。
フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン):予選6番手/決勝9位
=評価 7/10:予選は素晴らしかったが、決勝では良いポジションをめぐって戦うことができなかった。
オスカー・ピアストリ(マクラーレン):予選8番手/決勝8位
=評価 6/10:週末を通してノリスに近いペースを発揮した。
ランス・ストロール(アストンマーティン):予選12番手/決勝10位
=評価 6/10:予選は良くなく、決勝スタート直後にはスピンをしたが、その後、良いレースをした。
周冠宇(キック・ザウバー):予選17番手/決勝11位
=評価 6/10:予選でボッタスとほぼ互角。決勝ではあと一歩で入賞というところまでいった。
角田裕毅(RB):予選11番手/決勝14位
=評価 6/10:チームメイトよりも速さがあったが、戦略が悪く、10位をつかめなかった。
ダニエル・リカルド(RB):予選14番手/決勝13位
=評価 6/10:角田よりも良い戦略で走ったものの、決勝中、大きく順位を上げることはできなかった。
ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース):予選10番手/決勝16位
=評価 6/10:予選で素晴らしい走りを見せたが、決勝スタート直後のターン1でミスを犯し、レースが台無しになった。
エステバン・オコン(アルピーヌ):予選19番手/決勝17位
=評価 6/10:チームメイトよりも安定感があった。
ルイス・ハミルトン(メルセデス):予選9番手/決勝7位
=評価 5/10:自身が選んだマシンセットアップが誤っていたことで、予選・決勝ともに精彩を欠いた。
バルテリ・ボッタス(キック・ザウバー):予選16番手/決勝19位
=評価 5/10:予選では力を発揮できず、決勝では不運に見舞われた。
ケビン・マグヌッセン(ハース):予選15番手/決勝12位
=評価 5/10:予選ではあまりに遅かったが、レースではペースが改善した。
アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ):予選13番手/決勝15位
=評価 5/10:メカニカルトラブルに悩まされ、良い結果を出すことができなかった。
ピエール・ガスリー(アルピーヌ):予選20番手/決勝18位
=評価 5/10:オコンほどの一貫性を発揮できず、ピットストップでは不運な問題に見舞われた。
ローガン・サージェント(ウイリアムズ):予選18番手/決勝20位
=評価 5/10:まずまずの仕事ができそうだったが、ソフトウエアにまれな問題が発生したことに阻まれた。
(Luis Vasconcelos)
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11/22(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
11/23(日) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
11/24(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 403 |
2位 | ランド・ノリス | 340 |
3位 | シャルル・ルクレール | 319 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 268 |
5位 | カルロス・サインツ | 259 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 217 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 208 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 63 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 35 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 608 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 584 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 555 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 425 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 50 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |