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F1第1戦水曜会見:メルセデス離脱が決まっているハミルトン。チームとは「理解し合えている」と良好な関係をアピール
2024年2月29日
シーズン最初の定例会見には、6人のドライバーが出席した。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)の新旧世界チャンピオン、ハミルトンに押し出される形でフェラーリ離脱が決まっているカルロス・サインツ(フェラーリ)、そしてメルセデス移籍も噂されるランド・ノリス(マクラーレン)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)と、話題性十分の6人だった。
最初の質問は、ノリスに向けられた。
Q:1週間前のプレシーズンテストを受けて、各チーム間の勢力図をどう予想していますか。
ノリス:難しいね。みんなもある程度見当はついていると思うけど、本当のところはこの週末が始まってみないとわからない。ただトップ2チームは、明らかなんじゃないかな。
ノリスは具体的なチーム名を述べなかったが、レッドブルとフェラーリということだろう。
ノリス:そこにメルセデス、アストンマーティン、マクラーレンが続く感じじゃないかな。でも一番大事なのは、今の僕らは1年前に比べてはるかに戦闘力があるということだ。そこは本当に期待できる。
確かに去年の開幕時点のマクラーレンはマシン開発に明らかにつまずき、アストンマーティンやアルピーヌどころか、ウイリアムズの後塵を拝することも多く、ようやく復活したのはシーズン後半になってからだった。
ではディフェンディングチャンピオンであるフェルスタッペンは、誰がライバルになると考えているのか。
Q:マックス、あなたとレッドブルを破る存在がいるとしたら、それは誰でしょう?
フェルスタッペン:どうだろう。バーレーンは特殊なサーキットだし、第2戦以降もいろんなコースがあって、なかなか見えにくい。時間が経てばわかるとしか言えないね。
一見、慎重なコメントだが、フェルスタッペンはその前に「いいテストができたし、快適に走れた」と語っている。内心、自信満々なのではないだろうか。
中東地域初のF1となったバーレーンGPが開催されたのは、今からちょうど20年前の2004年だった。そして現役ドライバーで唯一、そのレースを経験しているのがアロンソだ。
Q:最も多くバーレーンGPを経験してきたあなたには、忘れられない出来事もたくさんあるでしょうね。
アロンソ:もちろん20年前の最初のレースは印象深かったけど、翌2005年、6年と連勝したことは本当に忘れられない。シーズン序盤のあの勝利で、タイトル獲得に向けての手応えを感じられたからね。そして1年だけだったけど、2010年にはスパ・フランコルシャンに次ぐ1周6km以上のコースになったこともあった。途中からナイトレースになったしね。いろんな変化を経てきたコースだけど、でもタイヤとブレーキに厳しい特徴は健在だし、挑戦しがいのあるグランプリであることに変わりはない。
ハミルトンにとっては今回の会見が、フェラーリへの電撃移籍発表後初めての公式な場での発言となる。
Q:この冬はさぞ忙しかったと思いますが、開幕前テストを終えた今のチームの雰囲気は?
ハミルトン:すごくいいよ。いつもの開幕直前のようにね。スタッフみんながやる気に溢れて、シーズンへの期待に胸を膨らませている。何より2年前、そして去年より優れたベースラインに立ってるのは明らかだしね。
史上最多の24戦を戦うことについて、彼らはどう思っているのだろう。テスト日数の少なさを嘆くドライバーも少なくないが、サインツの考えは前向きだ。
サインツ:カレンダーが密になったのは大変だけど、僕はむしろポジティブに捉えているよ。去年の最終戦アブダビから、あっという間にテスト、そして開幕戦と来てるから、まるでシーズンが中断しないで続いてる感じなんだ。なのでレース勘を失わずに済むよ。
ハミルトンのフェラーリへの移籍は、1年以上前に表明されたという点でも話題を呼んだ。しかし実はアロンソも20年近く前に、同じようなことをしている。ルノーで初タイトルを獲得した2005年のシーズン後、2007年からのマクラーレン移籍を発表したのだ。
Q:フェルナンド、離脱を明らかにしてからの1年、スタッフたちとはどんなふうにやってきたのでしょう。
アロンソ:開幕前の数週間は、確かにちょっとギクシャクした。でもいざシーズンが始まってしまえば、そんな雰囲気も消えていった。目前の敵を倒して、勝つことだけに僕もみんなも集中したからね。何も問題はなかったよ。
Q:ではルイス、あなたは今年1年をどう過ごすつもりでしょう?
ハミルトン:僕も同じだ。今までと何も変わっていない。この月曜日にもファクトリーに行ってきたばかりだけど、いい雰囲気だった。これだけ長くみんなとやってきたから、お互いしっかり理解し合えているよ。そして僕の、このチームへの愛はずっと変わらない。僕を全面的に支えると改めて言ってくれたことに、僕は感謝しかない。
ドライバーに限らず、スタッフも頻繁にチームを移ることが普通なF1では、今回の移籍もすんなり受け入れられたということだろうか。2006年のアロンソは、移籍が決まっている状況でもタイトルを獲得した。はたして今季のハミルトンも、飛躍を遂げることができるだろうか。
(取材・まとめ 柴田久仁夫)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 216 |
2位 | ランド・ノリス | 201 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 146 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 91 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 23 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 22 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 417 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 210 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 209 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 28 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 26 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

