F速

  • 会員登録
  • ログイン

【2024年F1新車情報:メルセデス】フラップやフロアにユニークなアイデアを盛り込み、新コンセプトで設計されたW15

2024年2月23日

 バーレーン・インターナショナル・サーキットで2024年シーズンのF1プレシーズンテストが始まった。1月下旬より各チームによる新車発表が行われたが、カラーリングの公開のみにとどまったチームもあり、このテストでようやく全チームの新型マシンの実車を目にすることになる。今回は、メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チームの2024年型マシン『W15』を特集する。


────────────────────────────────



メルセデスF1の2024年型マシン『W15』

 昨年のモナコGPで、サイドポンツーンを非常にコンパクトにした、いわゆる『ゼロ・ポッド』を断念し、空力のコンセプトの方向転換を図ったメルセデス。今年は昨年のモナコGP以降の空力コンセプトを継続しつつ、独自のアイデアを搭載した新車を登場させてきた。
W15のフロントウイングのフラップ


 そのアイデアのひとつがフロントウイングのユニークなアッパーフラップ。一番上の4枚目のフラップがノーズに向かって、急激に細くなっている。

4枚目のフラップが細くなっている


 その部分を拡大すると、いかに細いかがわかる。紐状が始まる部分の3枚目のフラップには金属製のセパレータが装着されているのがわかる。これらの装着物によって空気の渦を作って、フロントタイヤの内側の乱流を吹き飛ばして、より大きなダウンフォースを生み出そうとしているようだ。

メルセデスF1の2024年型マシン『W15』

W15のフロア


 メルセデスの空力がユニークなのは、フロントウイングだけではない。フロアへの空気の取り込み口にある垂直のバーティカルフィンの形もライバルチームとは一線を画す。外側、真ん中、内側がそれぞれ異なるデザインというのも興味深い。

W15のフロア


 フロアの両端の形状にも変更が加えられた。

コクピットの位置も変更に


 後方に下げられたコクピット。

W15の後部


 さらにリヤサスペンションがプルロッドからプッシュロッド方式に変更された。これまでのコンセプトを完全に捨て、新しいコンセプトでシーズンを開始したメルセデス。テストではデータ収集を地道に行っていたのが印象的だった。



(Masahiro Owari)


レース

5/3(土) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
5/4(日) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
5/5(月) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※マイアミGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ131
2位ランド・ノリス115
3位マックス・フェルスタッペン99
4位ジョージ・ラッセル93
5位シャルル・ルクレール53
6位アンドレア・キミ・アントネッリ48
7位ルイス・ハミルトン41
8位アレクサンダー・アルボン30
9位エステバン・オコン14
10位ランス・ストロール14

チームランキング

※マイアミGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム246
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム141
3位オラクル・レッドブル・レーシング105
4位スクーデリア・フェラーリHP94
5位ウイリアムズ・レーシング37
6位マネーグラム・ハースF1チーム20
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム14
8位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム8
9位BWTアルピーヌF1チーム7
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー6

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第6戦マイアミGP 5/4
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/18
第8戦モナコGP 5/25
第9戦スペインGP 6/1
第10戦カナダGP 6/15
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号