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F1 2024年シーズンに注目すべき10のこと(8)フェラーリはチャンピオン候補になれるのか
2024年1月25日
2024年F1に向け、GrandPrix.comの執筆陣が、来るシーズンに注目する10の項目をピックアップした。チームの運命、F1が抱える問題点、ドライバー市場など、多岐にわたるテーマを個別に紹介していく。
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フレデリック・バスールにとって、2023年はフェラーリでのゼロ年目であり、2024年にようやく1年目を迎える。マラネロにチーム代表として加入したのは、2022年末だった。従って、2023年シーズン序盤は、それ以前の首脳陣が主導して作り上げたマシンと手順で戦いながら、人員、組織、メンタリティを変え始めることに集中し、同時に大規模な雇用に着手した。彼が契約を結んだスタッフが加入し始めるのは今年の初めだ。
バスールは、レッドブルのピエール・ワシェをテクニカルディレクターとして獲得する予定であると考えられており、彼をはじめとする新たな体制が完成するのは2026年以降になるだろう。しかし少なくとも2024年型マシンは、バスールの指揮のもと、彼が信頼する新組織において設計、開発されたものだ。今季マシンがシーズン序盤から高い競争力を発揮するかどうかが注目される。
マシンの能力以外の面で、フェラーリと王者レッドブルを比較してみよう。ドライバーラインアップに関しては、フェラーリはレッドブルよりも有利な状況にある。シャルル・ルクレールは、予選1ラップに関しては現役ドライバーのなかで最速であり、決勝に関しても向上し、2023年シーズン終盤にはマックス・フェルスタッペンのレベルに達していた。そしてカルロス・サインツは明らかにセルジオ・ペレスよりも安定して結果を出せるうえに、20人のなかで最も知的なドライバーのひとりだ。昨年のシンガポールで、彼が最速ではなかったにもかかわらず勝利をつかんだことが、その能力を証明している。
ドライバー面ではレッドブルと十分に戦えるだろうフェラーリだが、懸念されるのは、レースウイークエンドのピット側のミスが減るかどうかだ。フェラーリは昨年、運営面で大きく改善した。それでもまだ、疑問視される判断をいくつか下しており、そのエリアをさらに改善しなければ、レッドブルに勝つことはできないだろう。
2023年にバスールは、前任者と親しい関係にある人々によるネガティブキャンペーンを乗り越えて、比較的良い形でシーズンを終えた。しかし彼にとってフェラーリでの実質的な1年目はこれからスタートする。バスールはフェラーリを良い方向に導くことができるのか。その結果には、彼自身の運命もかかっている。
【F1 2024年シーズンに注目すべき10のこと】
(1)メルセデスは復活できるのか
(2)勝利か息子か。アストンマーティンF1オーナーが迫られる決断
(3)24戦開催を喜んでいるのはFOMだけ。関係者の疲労が深刻に
(4)興味深いグリッド後方争い。激動するハースは最下位を脱出できるのか
(5)逸材ピアストリの2年目の進化と、ノリスのステータス
(6)FIA対F1の政治闘争が激化。新コンコルド協定に影響も
(7)空力テスト削減のペナルティがレッドブルRB20に与える影響
(GrandPrix.com)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 194 |
2位 | シャルル・ルクレール | 138 |
3位 | ランド・ノリス | 131 |
4位 | カルロス・サインツ | 108 |
5位 | セルジオ・ペレス | 107 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 81 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 69 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 55 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 301 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 252 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 212 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 124 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 5 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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