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F1 2024年シーズンに注目すべき10のこと(6)FIA対F1の政治闘争が激化。新コンコルド協定に影響も

2024年1月22日

 2024年F1に向け、GrandPrix.comの執筆陣が、来るシーズンに注目する10の項目をピックアップした。チームの運命、F1が抱える問題点、ドライバー市場など、多岐にわたるテーマを個別に紹介していく。


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 F1では今、過去15年間で最も緊迫した政治闘争が繰り広げられている。FIAとF1商業権所有者が対立し、歩み寄ることができずにいるのだ。


 ジャン・トッドがFIA会長を務めていた12年間、さらにロス・ブラウンがフォーミュラワン・グループのモータースポーツ担当マネジングディレクターとして働いていた時期に、F1はスポーツを自身で運営することに慣れてしまった。トッドがフェラーリでの元同僚であるブラウンにF1の運営に関するすべての権利を手渡し、F1がレギュレーション作成をも行った。今のテクニカルレギュレーションは、基本的にはブラウンとパット・シモンズが作成したようなものだ。


 トッドが退いた後、FIAには2000万ドル(約29億円)という赤字が残され、後任のモハメド・ビン・スライエム会長はこの財政状況に危機感を覚えた。彼は、規則がFIAに許している権限を利用して、F1が稼ぎ出す収益からより多くの額をFIAに渡すよう、F1とチーム側に強制しようとしている。

モハメド・ビン・スライエムFIA会長とステファノ・ドメニカリF1 CEO
モハメド・ビン・スライエムFIA会長とステファノ・ドメニカリF1 CEO


 商業権所有者と10チームは結束し、ビン・スライエム会長に抵抗しているが、その状況のなかで、FIAはいくつか大きなミスを犯した。


 F1関係者のなかでは嘲笑の対象となっている元ジャーナリストをF1コミッショナーに任命。また、トト・ウォルフとスージー・ウォルフ夫妻の不正の可能性について調査すると発表した後、事実無根であることを知り、48時間後に調査を打ち切り、F1の評判に傷をつけた。これらの失態は、ビン・スライエム会長の立場を弱体化させた。


 マックス・モズレーが権力を握っていた18年間に頻繁に行っていたように、チームの団結を崩し、分断することができれば、ビン・スライエム会長が望む結果を手に入れるチャンスはまだあるだろう。しかし彼は今後は、これ以上のミスを避け、しばらくは低姿勢を保つ必要がある。そして、政治的な圧力を行使するのは、自分が求めるもの、FIAが必要とするものを得るのに必要な場合だけにとどめなければならない。


 慎重に行動しなければ、ビン・スライエム会長は、リバティ・メディアとチームが新しいコンコルド協定への署名を拒否するという事態に直面する危険がある。そうなれば、FIAは大きな損失を被ることになるかもしれない。今の協定は、モズレーがバーニー・エクレストンと結んだ取り決め以来、FIAにとって最も有利な条件なのだ。

モハメド・ビン・スライエム(FIA会長)
2022年F1第7戦モナコGP モハメド・ビン・スライエムFIA会長

【F1 2024年シーズンに注目すべき10のこと】

(1)メルセデスは復活できるのか
(2)勝利か息子か。アストンマーティンF1オーナーが迫られる決断
(3)24戦開催を喜んでいるのはFOMだけ。関係者の疲労が深刻に
(4)興味深いグリッド後方争い。激動するハースは最下位を脱出できるのか
(5)逸材ピアストリの2年目の進化と、ノリスのステータス



(GrandPrix.com)


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