2023年FIA授賞式が、12月8日、アゼルバイジャン・バクーにおいて行われ、モータースポーツ各カテゴリーのチャンピオンたちが表彰された。

　F1でチャンピオンを獲得したマックス・フェルスタッペンとレッドブル・レーシングをはじめ、ドライバーズランキング2位のセルジオ・ペレス（レッドブル）、3位のルイス・ハミルトン（メルセデス）が、トロフィーを授与された。

　さらに、2023年FIAルーキー・オブ・ザ・イヤー賞が、マクラーレンで今年F1デビューを果たしたオスカー・ピアストリに贈られた。ピアストリは、F1初年度に、カタールGPで2位、日本GPで3位と、2回表彰台を獲得、さらにカタールのスプリントでは勝利をつかんだ。

　もうひとつの特別賞で、すべてのカテゴリーを通してそのシーズンで最もエキサイティングな瞬間に贈られるFIAアクション・オブ・ザ・イヤーには、サンパウロGP（ブラジルGP）の最終ラップでフェルナンド・アロンソ（アストンマーティン）がペレスに対して行ったオーバーテイクが選ばれた。アロンソは、レース終盤、ペレスと3位表彰台を争い、最後から2周目のターン1でペレスがいったん前に出たものの、アロンソは最終ラップのターン4で抜き返すことに成功、0.053秒差でペレスを抑えきって、表彰台をつかんだ。