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【角田裕毅F1第23戦分析】トラックポジションも問題なし。コーナーごとの細かなデフ調整も自己最高グリッド獲得に繋がる
2023年11月26日
角田裕毅(アルファタウリ)がF1最終戦アブダビGPの予選で6番手を獲得した。角田のF1での予選最高位は、2021年オーストリアGPの7番手だった。今回はそれを上回り、自己ベストの予選結果となった。
この背景には、アルファタウリがアブダビGPに投入したアップデートがあることは間違いないが、それだけが理由でないことは、チームメイトのダニエル・リカルドが15番手に終わっていることでもわかる。
リカルドはQ2敗退後、こう語っていた。
「ユウキがQ3へ進出したことを考えれば、このクルマには間違いなく、そのポテンシャルがあるんだけど、コーナーごとにちょっとアンダーステアだったり、オーバーステアがあってね。すごくタイムが接近していたから、そのちょっとした差でQ3進出を逃したという感じなんだ」
リカルドのQ2のタイムは1分24秒442で、角田は1分24秒207。その差はコンマ2秒だった。
角田も実は、コーナーでのマシンバランスに苦労していた。
「今回のアップデートは全体のパフォーマンスとしては前進しているんですけど、クルマのバランスに関しては安定していないので、コーナーごとに調整が必要でした」
そのため、角田は予選中、常にレースエンジニアのマティア・スピニと無線でデフの調整を細かく行っていた。
マシンバランス以外でも、今回の予選では角田はレースエンジニアとのコミュニケーションを密に取っていた。
「予選前にエンジニアと、ここはトラックポジションが重要だから、気をつけようと話し合っていました。その結果、今回はどのアタックもトラックポジションがいい状態でコースに送り出してくれました」
さらにQ3では、アタックを新品タイヤの1回で行くか、ユーズドも使用して2回にするかを話し合っていた。通常は2回だが、それを選択した場合、ほかのドライバーとアタックするタイミングが重なる。もし、確実にクリーンなアタックをしたければ、ライバルたちが1回目のアタックを終えた後に、新品タイヤで出ていったほうがいい。
角田が少し悩んでいると、スピニはこうアドバイスした。
「ユーズドで1回バランスを確認して、リズムをキープした状態で、新品タイヤで2回目のアタックをしたほうがいいと思う」
そのアドバイスが功を奏し、Q3の2回目のアタックで自己ベストタイムを更新して、6番手を獲得。アタック後、角田が「P7?」と無線で尋ねると、エンジニアは「P6だよ」と返した。
それを聞いた角田は、こう言ってピットへ向かった。
「やったね、みんなありがとう」
今回の予選自己最高位は、速さだけでなく、角田というドライバーがいかに成長しているかをよく表した結果だったと言える。
(Masahiro Owari)
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9/5(金) | フリー走行1回目 | 20:30〜21:30 |
フリー走行2回目 | 24:00〜25:00 | |
9/6(土) | フリー走行3回目 | 19:30〜20:30 |
予選 | 23:00〜 | |
9/7(日) | 決勝 | 22:00〜 |


1位 | オスカー・ピアストリ | 309 |
2位 | ランド・ノリス | 275 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 205 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 184 |
5位 | シャルル・ルクレール | 151 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 109 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 64 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 64 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | アイザック・ハジャー | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 584 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 260 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 248 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 214 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 80 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 60 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 51 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第16戦 | イタリアGP | 9/7 |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |

