先日FIAから発表された「F1改革案」にエディ･ジョーダンが賛成の意を表し、F1全体に注意を促したと英BBCスポーツが報じている。
　FIA会長のマックス・モズレーは、チーム間の格差を縮める為に最新技術の影響をF1から排除する計画を出した。それを受けてジョーダンは次のように発言している。「いつもいつも同じ奴が勝っても面白くない。だから、みんなの為になることをしないといけない。」
　モズレーの計画はここ数年のフェラーリとミハエル・シューマッハーによる独占が、ファン離れを助長しているとしている。それを防ぐ為に、パワーステアリングや、トラクションコントロールなどを禁止しようとしているが、これについてもジョーダンは「いくつか、極端な点がある。全チームにそれに従えと言っても無理だろうね。なぜならいろんなパートナーと相談する必要があるからね。」「でも何とかしないといけない。これまでは大して何もしなかった。だからマックスはやろうとしているんだよ。これからF1を続けていく為には、資金を規制しないといけない。」
　更に、最新技術の導入に対しても次のように批判している。「時代に合わせていく必要は無い。NASCARが良い例だ。F1と比べれば旧式とも呼べるマシンで年35戦も開催し、毎戦3億人もの観衆・視聴者を集めているんだ。その一方でF1は数千万ドルもの金をエンターテインメントではない部分に注ぎ込んでいる。最新技術の開発、その為の人員増、優秀な者がいなければ他チームからの引き抜き・・・。我々は今後もこんなことを続けるのか？　私はこの状況に未来永劫つきあい続けるつもりは無い。」

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