Q&A:トゥルーリ&アロンソ
2004年4月23日
今週末、サンマリノGPに出場するルノーのヤルノ・トゥルーリとフェルナンド・アロンソが、イモラのトラックについて、また期待や不安などについて語ってくれた。
Q:ヤルノ、イモラでのマシンセットアップの鍵となるのはどんなことですか?
ヤルノ・トゥルーリ(以下JT):他のサーキットと同じさ。ドライバーがドライブしやすく、かつ、できるだけマシンが速くなるようにセットアップする。マシンが縁石をうまく越えていけるというのもイモラでは重要なことなので、セットアップの時には縁石のことについて考慮に入れておく必要がある。もちろん、他にも重要なファクターはある。ブレーキ時の安定性をよくし、シケインでステアリングを切った時のマシンレスポンスを高める必要もある。セットアップについては当日のサーキットコンディションによって変更を加える。あるときは最大限のスピードアップを図るだろうし、あるときはドライバビリティを最大限引き出すだろう。いずれにせよ、イモラは技術面でとてもチャレンジングなサーキット。ドライバーにとって、エキサイティングなサーキットなら他の所の方が上だけれど、技術面でいったらイモラが一番だろうね。きっちり走りきるには常に気の抜けないコースだ。
Q:バーレーンの後、新スペックエンジンをテストしていましたが、印象は?
JT:あらゆる面に渡って、素晴らしい開発が行われている。パワーも上がったし、トルクも前よりいい。また、ドライバビリティもよくなった。僕たちはシャシーの開発も行った。空力面での小さな変化をドライバーが身体で感じるのはなかなか難しいが、テストでは風洞実験の結果が証明された。確実に前進している。
Q:現在コンストラクターズ選手権の2番手に位置していますが、更なる飛躍を予想していますか?
JT:もちろんさ。僕たちは2月にイモラを走ったけれど、マシンの調子がとても良かった。しかし、主だったライバルチームたちと争ったわけではない。イモラでも、開幕3レースで見せた競争力を維持していけるはずだが、そのためには、週末をノートラブルで過ごす必要がある。ノートラブルで過ごせれば、再び表彰台が期待できるだろう。
Q:フェルナンド、過去2戦の予選では思ったような走りができなかったと思いますが、今後のアプローチに何か影響を及ぼすでしょうか?
フェルナンド・アロンソ(以下FA):全く影響はないよ。ゼロだ。毎回、限界までプッシュするだけさ。特に、イモラのようなサーキットはオーバーテイクが難しいので、グリッド順位がとても重要になる。過去2戦、何が問題だったのか分かっている。しかし、それはすでに終わったこと。いまは目の前のレースのことだけを考えている。今週末の予選では、どのようにコースを攻め、どこでタイムを稼ぎ、どうやったらマシンから最大限のパフォーマンスを引き出せるか、色々と考えるだろう。3週間前のことはもう考えていない。
Q:ドライバーの視点から見て、イモラのチャレンジングな点はどこですか?
FA:いいラップタイムをマークするためにとてもアグレッシブにならないといけない。速さのためには縁石に向かっていかなければならない。僕のドライビングスタイルは常にアグレッシブなので、イモラは僕に合っている。イモラでのレースは、F3000時代からずっとエンジョイしている。イモラではそれほど動きのないレース展開になりがちだが、それでもピットストップの短い時間でマシンの力を最大限に引き出すようにすれば順位を上げていくことも可能だ。
Q:今度のレースで何を期待をしていますか?
FA:かなり明るい見通しを持ってイモラでの戦いに向かうことができると考えている。100%のポテンシャルを引き出した戦いはまだしたことがない。コンストラクターズ選手権で2位につけている中、そのようなことが言えるのは先行きがとても明るい。僕は去年、イモラで素晴らしいレースができた。2月にイモラで行ったテストでは、そのパフォーマンスに自信を一層深めることができた。この前のバーレーン戦では2番目に速いラップタイムをマークした。僕たちのマシンはレースコンディションで素晴らしい威力を発揮する。週末、トラブルのない走りができれば、表彰台が期待できると思う。
関連ニュース
![](https://ad8.f1sokuho.net/iconv/fsoku/is/img/banner/f1sokuho_teiki_1912.jpg)
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
![](img/common/cont_right/link_button.png)
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
![](img/common/cont_right/link_button.png)
![](img/common/cont_right/link_button.png)