Q1最速の角田裕毅、他車からの妨害と自身のミスでQ2ノータイム「速さがあっただけに申し訳ないし悔しい」F1第16戦予選
2023年9月17日
2023年F1シンガポールGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は15番手という結果だった。
Q1では唯一、1分31秒台のタイムを出し、トップで通過した角田。しかし、Q2では最初のアタックでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に引っ掛かり、ラップを断念。セッション終盤に再度アタックに出たが、このラップではミスを犯し、走り切ることなくピットに戻った。そのため、角田はQ2でノータイムとなり、Q3進出は果たせなかった。
フェルスタッペンは、予選後、3件の他車への妨害行為の疑いで審議対象となり、そのひとつは角田に対する行為だった。
スチュワードは、フェルスタッペンはターン3とターン4の間で、角田に対して不必要な妨害行為を行ったと判断、フェルスタッペンには戒告、レッドブルには5000ユーロ(約79万円)の罰金という処分を科した。
「22号車が1号車を追い越す直前になって、1号車のドライバーは後続車が近づいてくることに気付き、左に動いたが、そのタイミングは非常に遅かった」とスチュワードは述べている。
「チームは、チーム側のコミュニケーションが十分ではなく、22号車が並びかけるまで、ドライバー(フェルスタッペン)に知らせなかったと認めた」
「スチュワードは、今シーズン発生した多数の妨害行為および妨害行為の疑いについて振り返り、違反の深刻さに関する以前の決定と一致させる形で、ドライバー(フェルスタッペン)に戒告のペナルティを、競技者(レッドブル)には罰金を科す」
「なお、22号車の代表者は公聴会に出席しないことを選択した」
テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは、予選について次のようにコメントしている。
「全体像を見ると、我々はここでパフォーマンスにおいて一歩前進したようだ。ポジティブなことであり、(次の日本GPが行われる)鈴鹿はより一般的なトラックなので、そこで検証を行い、さらに向上していく必要がある」
「今日の予選では、2台揃ってQ3に進めるペースがあると考えていた。Q1でのマシンのペースとバランスは良好で、さらに先に進める状態であるように思えた。しかしQ2で裕毅は、最初のファストラップではタイムを出すことができず、2回目のランではコースオフし、タイムを記録しなかった。Q1でのペースは、Q3に進むのに十分なものだっただけに、非常に残念だ」
「金曜にはロングランペースがまずまずだったので、それを活用し、裕毅がパッケージを最大限に活用して、ポジションを上げていく機会を得られるよう、準備する必要がある。全体として今日はポジティブな点がいくつかあったけれど、目標を達成するという意味で重要なのは明日のレースだ」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
FP3 10番手(1分32秒945:ソフトタイヤ/18周)
予選 15番手(Q1=1番手1分31秒991:ソフトタイヤ/Q2=15番手ノータイム)
ターン14に入るところでロックアップするというミスを犯しました。チームには申し訳なく思いますし、本当に残念です。マシンのペースがとても良かっただけに、とても悔しいです。
明日の展開を見ていき、ポイント獲得のためにベストを尽くします。
(autosport web)

1位 | オスカー・ピアストリ | 131 |
2位 | ランド・ノリス | 115 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 99 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 93 |
5位 | シャルル・ルクレール | 53 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 48 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 41 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 30 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 14 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 246 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 141 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 105 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 94 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 37 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 14 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 8 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 7 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

