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トヨタ、ヨーロッパラウンドへ向け体制固め

2004年4月9日

 パナソニック・トヨタ・レーシングは、4月6日(火)から3日間にわたって、スペインのバルセロナ・サーキットで行われたF1合同テストに参加した。

 バルセロナ・サーキット(1周4.730km)で行われた合同テストには、初日の6日(火)と7日(水)に前戦バーレーンGPから直行したO.パニスが、最終日の8日(木)にはクリスチアーノ・ダ・マッタが参加。サード・ドライバーのリカルド・ゾンタは、3日間を通してテストを続行した。トヨタTF104を2台使用した今回の合同テストでは、最終日こそ、あいにくの天候に見舞われ、走行距離を伸ばすことが出来なかったものの、3日間を通し、合計1700km以上を走破。ヨーロッパラウンドに向けて貴重なデータを収集した。

オリビエ・パニス
トヨタTF104/06
ベストラップ
1'15.803
周回数
142周
「バーレーンGPで、我々は正しい方向に進化し、良い仕事を成し遂げていることを証明出来たと思うが、今後も、ポイント獲得へ向けてさらに努力を続けていかなければならない。我々は、ここバルセロナで、次戦サンマリノGPの行われるイモラへ向けて、シャシーの新たなセットアップに時間を費やした。初日の火曜日は、ギアボックスの不調に見舞われたものの、翌水曜日には問題は解決し、第5戦スペインGPへ向けてのタイヤコンパウンドの評価も行った。天候はやや不安定で、あるコーナーでは雨が降り始めたのに、他では降っていないというようなこともあった。来週行われるポール・リカールでのテストへ向けて、チームスタッフ全員がハードワークに徹している。ポール・リカールにはイモラに似た縁石があり、過去行ってきたように、その攻略へ向け、改良を施すことになるだろう」


リカルド・ゾンタ
トヨタTF104/05
ベストラップ
1'15.984
周回数
200周
「今回のテストはやや複雑な結果に終わった。火曜日は80周以上走破し、空力パーツおよび、ラウンチコントロールやトラクションコントロールの電子制御システムのセットアップを行った。電子制御システムはタイヤの摩耗に大きな影響を及ぼすが、我々はタイヤに優しいセッティングをいくつか見出すことが出来た。水曜日は、タイヤの評価とブレーキのセッティングを行い、100周近くの周回数を重ねた。ただ、この日は非常に寒く、O.パニスはとても内容の濃いタイヤテストを行っていたが、私は、より高い気温でのセットアップを施していたために、車のバランスにいくつかの問題を抱え、この問題を解決するのは非常に難しかった。木曜日は天候の変化が激しく、当初予定されていたタイヤのロングランテストは中断せざるを得なかった。私は来週、エストリルでの2日間のテストに参加するが、そこでは、最適なウェットタイヤを選ぶことになるだろう」

クリスチアーノ・ダ・マッタ
トヨタTF104/06
ベストラップ
1'28.457
周回数:24周
「最終日の一日だけテストに参加したが、不安定な天候に悩まされ、あまり成果の上がる一日とはならなかった。私はドライコンディションでのセットアップを行う予定でいたのだが、前日の木曜日は雨に見舞われ、路面がウェットになってしまっていた。このため、ウェットコンディションでのセットアップおよびトラクションコントロールシステムのセッティングを行うことにした。いくつか新たな発見もあったが、来週ポール・リカールで行われるテストでより多く走り込む必要がある。何度か赤旗による中断もあったが、我々の作業にはそれほど影響はなかった。ウェットコンディションでのセットアップは行えたものの、それはこのサーキットに特化したものにすぎない。O.パニスとR.ゾンタがドライコンディションで2日間のテストを行ってくれたのは幸運だった」

 ヨーロッパ圏から離れた地で行われた開幕3戦を終え、F1GPはヨーロッパラウンドへと突入する。パナソニック・トヨタ・レーシングは、ヨーロッパラウンドでの巻き返しを図るべく、来週ホーム・サーキットのポール・リカールで行われるF1合同テストに参加するとともに、リカルド・ゾンタはエストリルでのF1合同テストに参加する予定。


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