ポールのハミルトン、苦しんで4位「楽しく走れたラップは1周もなかった。優勝はまだ遠い」メルセデス/F1第12戦決勝
2023年7月24日
2023年F1ハンガリーGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは4位、ジョージ・ラッセルは6位だった。
ポールポジションについたハミルトンだが、スタート直後にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、ランド・ノリス(マクラーレン)に抜かれて4番手に。ファーストスティントではマクラーレンほどのペースがなく、抜き返すことができないまま、先にピットに入った後、さらに大きなギャップが生じてしまった。セカンドスティントは7番手からスタートし、マクラーレン勢よりも2回目のピットストップを遅らせ、最終スティントで新しいタイヤを活用してピアストリをパス、終盤は3番手のセルジオ・ペレス(レッドブル)との差を縮めていたが、1.531秒差まで迫ったところで時間切れとなった。
18番グリッドからハードタイヤでスタートしたラッセルは、1周目に14番手に浮上。最終スティントは8番手を走行、終盤にカルロス・サインツ(フェラーリ)を抜き、7位でフィニッシュ。6位フィニッシュのシャルル・ルクレール(フェラーリ)がペナルティで降格されたため、ラッセルは6位に繰り上がった。
 トラックサイド・エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンは、決勝中、予想よりも気温が上がったために、エンジンの温度に気を配る必要があり、それが2台のタイムに影響したとも述べている。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=4位(70周/70周)
1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム
グリッドからの蹴り出しは過去最悪というほどではなかったが、周囲のマシンの方が良いスタートを切っていた。ワイドになったことで、マクラーレン勢にも抜かれてしまった。
その後は、前のグループについていくだけのペースがなかった。ファーストスティントではマシンバランスがあまり良くなくて、ひどいアンダーステアが出たり、スナップオーバーステアが出たりした。コーナー内のバランスに問題があったんだ。
スティントが進行するにつれて、マシンは乗りやすくなってきた。最後のスティントでは、序盤に比べるとはるかに良い状態だったよ。終盤はペースもとても良くて、レースを通して一貫してそのペースを出せていれば、もっと良い一日になったと思う。
それでも今週末に経験したポジティブな出来事に目を向けたい。チームの驚くべき努力によって、ポールポジションを獲ることができた。決勝でレッドブルに勝つには、まだまだやるべきことが多いけれど、頑張り続けるよ。
(レース後のインタビューで語り)スタートでホイールスピンが起きて、ターン2までの間に攻撃されてしまった。でも結局のところ、(スタートでの出遅れが)重要な要素になったわけではない。彼ら(レッドブルとマクラーレン)についていけるだけのペースはなかったからね。
正直言って、今日は楽しんで走れたラップが1周もなかった。マシンの感触が全く良くなかったんだ。どういうわけか、ペースが足りなかった。
 終盤に良くなっていったけれど、それでもとても困難だった。毎日が学習だ。昨日は良い一日だったし、ポジティブにとらえたい。だけど、今の段階では、優勝はまだまだ遠いね。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=6位(70周/70周)
18番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム→ミディアム
6位というのは期待を超えた結果だよ。うまく挽回したと言っていいだろう。通常のレース展開なら11位、すべてを最大限に活用しても7位だと考えていた。だからこの結果には満足している。
マシンはとても速かったし、ここは僕のお気に入りのサーキットのひとつだ。僕たちチームは、ここを得意としているから、速さを発揮できると感じていた。
もちろん、昨日(の予選で)良い結果を出せなかったことは残念だ。本当ならもっと上位のグリッドを確保できたはずだし、2台揃って上位からスタートしていれば、ダイナミクスが変化していただろう。
とはいえ、コンストラクターズ選手権3位(のアストンマーティン)とのポイント差を拡大することができたから、その点はよかったと思う。今週末、たくさんのポジティブな要素を確認し、たくさんのことを学んだ。来週のスパでまた戦うよ。
(autosport web)
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| 予選 | 結果 / レポート | |
| 10/27(月) | 決勝 | 結果 / レポート | 
| 1位 | ランド・ノリス | 357 | 
| 2位 | オスカー・ピアストリ | 356 | 
| 3位 | マックス・フェルスタッペン | 321 | 
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 258 | 
| 5位 | シャルル・ルクレール | 210 | 
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 146 | 
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 97 | 
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 | 
| 9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 41 | 
| 10位 | アイザック・ハジャー | 39 | 
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 713 | 
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 356 | 
| 3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 355 | 
| 4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 346 | 
| 5位 | ウイリアムズ・レーシング | 111 | 
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 72 | 
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 69 | 
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 62 | 
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 60 | 
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 | 
| 第19戦 | アメリカGP | 10/19 | 
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 | 
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 | 
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 | 
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 | 


