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バトンが2戦連続3位表彰台

2004年4月5日

 バーレーンGP決勝レースで、Lucky Strike B・A・R Hondaのジェンソン・バトンが、前戦マレーシアGPに続く3位表彰台を獲得。佐藤琢磨も今季初、自己ベストタイとなる5位入賞を果たした。
 前日までの快晴、灼熱の天候とは一変、決勝当日のサーキット上空は朝から雲に覆われた。しかも断続的にかなり強い風が砂を巻き上げ、小雨までぱらつく。午後2時半の開始時点で、路面コンディションはドライだが、路面温度は30℃と、前日より20℃以上も低い。これがレース展開にどのような影響を与えるか、今回が最初のレースだけに、全く予測できない展開となった。自己最高の予選5番手を獲得した佐藤は、グリッド上で緊張しているように見える。その隣に並ぶバトンは、対照的にリラックスした表情だ。
 レッドシグナルが消え、佐藤が絶妙のスタートを決める。右前のグリッドにいたウィリアムズのR・シューマッハを1コーナーまでに抜き去り、4番手にポジションアップ。一方のバトンは、逆に1列後ろのJ・トゥルーリ(ルノー)に先行され、7番手に後退した。
 佐藤はR・シューマッハの猛追をブロックし続けるが、7周目の2コーナーでウィリアムズの左リヤとB・A・R Hondaの右フロントが接触。ラルフはそのままスピンし、コースオフ。緊急ピットインすることに。一方の佐藤は上手く体制を立て直し、そのままレースを続行できたが、その間にトゥルーリに先行されてしまう。9周目以降、トップ勢が次々に最初のピットイン。一方B・A・R Honda勢は11周目まで引っ張り、その間は佐藤とバトンのB・A・R Honda勢が、3番手のM・シューマッハ(フェラーリ)をしたがえて、1−2態勢を構築した。その後、両車最初のピットインを済まし、佐藤5番手、バトン6番手でコースに復帰した。
 16周目の最終コーナー手前。佐藤がアウト側にはらんで、フロントノーズ下部を破損。緊急ピットインした結果、15番手まで順位を落としてしまう。先行したバトンは5番手。その後、佐藤は他のマシンのピットインで徐々に順位を上げ、25周目には9番手まで復帰する。


 後半に入った30周目。2度目のピットインを済ませたバトンは5番手をキープ。7番手まで上がった佐藤は、前を行くマクラーレンのD・クルサードを猛追。1周1秒近いペースで差を縮めて行く。4秒以上あった差が、32周目にはコンマ9秒までに。そして33周目の1コーナーでクルサードのインを刺し、サイド・バイ・サイドのまま、2コーナーの立ちあがりで鮮やかに抜いて行く。これで再び5、6番手と、バトンとのランデブー走行となった。その後、37周目に佐藤、40周目にバトンが3度目のピットイン。佐藤はポジションを落としたものの、バトンはトゥルーリの前でコース復帰に成功し、4番手に。5秒先を行くJP・モントーヤ(ウィリアムズ)をとらえれば、2戦連続となる表彰台だ。一方の佐藤は、45周目に前を行くR・シューマッハがピットインし、6位にポジションを上げる。今季初入賞は目前だ。しかしすぐ後ろからは、ルノーのF・アロンソが猛追している。その差は僅かコンマ6秒。
 チェッカーまであと10周。モントーヤとバトンの差は2.7秒まで縮まった。次の48周目には、その差は1.2秒に。モントーヤはトラブルを抱えているのかペースを維持できず、バトンはその周の低速区間で難なくオーバーテイクに成功し、3位にポジションアップ。佐藤は一時、アロンソにコンマ3秒まで迫られたが、必死のブロックを見せる。その間にペースダウンしたモントーヤとの差は、52周目には5.5秒にまで縮まった。そして佐藤は次の周にモントーヤをパスし、5番手に順位を上げる。そのままB・A・R Hondaの2人は57周を走り切り、バトンが前戦マレーシアGPに続く3位表彰台を獲得。佐藤は今季初、自己ベストタイの5位入賞を果たした。優勝は開幕戦から3連勝となるM・シューマッハだった。




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