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佐藤が自己ベストの予選5番手、バトン6番手

2004年4月4日

 バーレーンGP2日目の予選で、Lucky Strike B・A・R Hondaの佐藤琢磨が、自己最高となる5番グリッドを獲得。チームメイトのジェンソン・バトンも6番手に付け、B・A・R Honda勢は明日の決勝レースを3列目からスタートすることになった。

 2日目も快晴の続くバーレーンインターナショナルサーキット。路面のグリップは飛躍的に増して、午前中のフリー走行ではついに1分30秒を切るタイムが次々に出た。そしてジェンソン・バトンが1分29秒552の最速タイムを叩き出し、ウィリアムズの2台を抑え、タイムチャートのトップに踊り出た。佐藤琢磨も健闘し、4番手タイム。ここまでB・A・R Hondaの2台のマシンはトラブルなしで走り込むことができており、午後の予選結果が期待された。

 午後になるとやや気圧が下がり、湿度も午前中の16%から36%まで上がった。とはいえ、セッション中に雨が降りそうな気配はない。今回のGPから1回目の予選は午後1時から、決勝グリッドを決める2回目の予選は、午後2時から行われることになった。前戦のマレーシアGPで3位表彰台を獲得したバトンは、3番手に出走。午前中の自己ベストより1秒5遅いタイムをマークしたが、ライバル達も全般的にスローペースなこともあり、8番手に付けた。15番手の佐藤がアタックを開始した頃には、路面温度は52℃まで上昇。1コーナーのフルブレーキングで一瞬ステアリングを修正したものの、残りの区間は無難にまとめ、バトンの僅か1000分の4秒遅れのタイムで9番手につけた。5番手のO・パニス(トヨタ)から9番手の佐藤までの5人の差が僅かコンマ1秒あまりと、2回目の予選も相当な接戦が予想された。

 2回目予選が始まって30分後、12番手出走の佐藤がアタックを開始する。高速コーナーの連続する得意の第2区間で、フェラーリのR・バリチェロをしのぐ最速区間タイムをマーク。その後も安定して走り切り、暫定2番手を獲得。続いて13番手のバトンがアタックを開始。第2区間のタイムが佐藤に若干及ばなかったものの、佐藤のタイムに僅か100分の3秒遅れの暫定3番手。開幕3戦目にして初めて、佐藤がバトンより上のグリッド順位を獲得した。その後7人のドライバーがアタックに出て行くが、B・A・R Hondaの2人を上回るタイムを出したのは、M・シューマッハ(フェラーリ)とウィリアムズ勢の2台のみ。これでフェラーリとウィリアムズに続く3列目スタートとなる、佐藤の5番手、バトンの6番グリッドが確定した。ポールポジションは、M・シューマッハ(フェラーリ)だった。


中本修平 エンジニアリング・ディレクター
「昨日に引き続き、今日も良い1日でした。ドライバーは2人とも良い仕事をしてくれましたし、明日のレースに向けても準備は万端です。最低でも2台揃ってポイント獲得は狙いたいですね。表彰台の可能性も十分にあると思います」

佐藤琢磨 
「オーバーステア気味だったことを思えば、まあまあの予選ラップだったと思います。これまで特に問題も無く、順調にプログラムを消化できているので、嬉しいですよね。十分走り込むことができたことも、この予選の結果に貢献していると思います。やっぱり確実に一歩一歩準備を重ねて行くっていうことは大事ですよね。レースが待ち遠しいです」

ジェンソン・バトン 
「正直言ってがっかりだね。今朝の練習走行のことを考えれば、もっと速く走れたはずなので、何故予選ラップのタイムがあんなに悪かったのか理解できないんだ。昨日からずっとマシンの調子は良かったのに、予選になってみると今朝のフリー走行の時と、マシンのフィーリングが全然違って感じられた。ある程度はコースコンディションが変わって、グリップが下がったことによるのかもしれないけれど、データを詳しく分析して、原因を突き止める必要があるね。明日の決勝で、我々が持つポテンシャルを最大限に発揮するためには、まだやらなければいけないことが残っているね」




レース

7/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/6(土) フリー走行3回目 19:30〜20:30
予選 23:00〜
7/7(日) 決勝 23:00〜


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン237
2位ランド・ノリス156
3位シャルル・ルクレール150
4位カルロス・サインツ135
5位セルジオ・ペレス118
6位オスカー・ピアストリ112
7位ジョージ・ラッセル111
8位ルイス・ハミルトン85
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング355
2位スクーデリア・フェラーリ291
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム268
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム196
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム30
7位マネーグラム・ハースF1チーム19
8位BWTアルピーヌF1チーム9
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

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