F速

  • 会員登録
  • ログイン

ドメニカリCEO、F1の次世代PUのサウンドは下がらないと主張「新規則ではエンジンノイズを高くする意図がある」

2023年6月27日

 F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、2026年に次世代パワーユニット(PU)を導入したら、F1ファンの耳にはグランプリレースのサウンドが音楽となって響くだろうと示唆している。


 サウンドは、F1の魅力に常に不可欠なものだ。独特な雰囲気のある旧世代のF1エンジンが生み出すハイピッチなシンフォニーは、心の底からの体験をファンに与え、興奮とアドレナリンの感覚を呼び起こした。耳をつんざくようなサウンドは、F1レースの荒々しいパワーと激しさを表すパワフルなシンボルだった。それは観戦に魅惑的な次元を加え、最先端のマシンによるレースを目撃するスリルを増幅させた。


 残念ながら、2014年のターボハイブリッドエンジンの登場により、聴覚的な体験は消失し、愛好家たちの感情的なつながりは薄れてしまった。F1の次世代エンジンは、ネットゼロカーボンの目標の段階に合わせてターボハイブリッドユニットのままであり、電動化が強化され、100%持続可能な燃料が使用される。


 しかしドメニカリは、将来のF1エンジンの音量レベルは下がらないと述べている。


「ノーだ。はっきりとノーと言おう」とドメニカリはオーストラリアのラジオ局『3AW』に語った。


「我々には違うサウンドが必要だ。それは私の耳には音楽に聴こえる」


「我々には12気筒エンジンがあったのは事実だが、周波数が違ってとても音が大きかった。そして10気筒、8気筒、6気筒となったが、ふたたび下がることはない」


「ただ状況が違うだけだ。もちろんハイブリッドである必要があるし、将来もハイブリッドになる。しかし意図としては、新レギュレーションではエンジンノイズ自体を確実に高くすることがある。なぜならそれが我々の感性の一部だからだ。ファンが本当に耳にしたいと思っているものであり、それを約束するのは我々の義務だ」

ステファノ・ドメニカリCEO
ステファノ・ドメニカリCEO


 F1が、将来のある時点で100%電動でノイズのないシリーズに進化する可能性はあるかと尋ねられたドメニカリは、そのような見通しを否定した。


「私はそうは思わない。F1は電動ではない」


「御存知の通り、その方向性をとった別のシリーズがある。電動化はモビリティにおける選択で、その方向へ進まなければならない」


「しかしモビリティの世界とモビリティの展望は、異なる方向をたどるだろう。我々は将来に向けて、持続可能な燃料とハイブリッドエンジンの方向性を打ち出した。それこそが今後何年も続けることができる方向性だ」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


レース

4/18(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
4/19(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 26:00〜
4/20(日) 決勝 26:00〜


ドライバーズランキング

※バーレーンGP終了時点
1位ランド・ノリス77
2位オスカー・ピアストリ74
3位マックス・フェルスタッペン69
4位ジョージ・ラッセル63
5位シャルル・ルクレール32
6位アンドレア・キミ・アントネッリ30
7位ルイス・ハミルトン25
8位アレクサンダー・アルボン18
9位エステバン・オコン14
10位ランス・ストロール10

チームランキング

※バーレーンGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム151
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム93
3位オラクル・レッドブル・レーシング71
4位スクーデリア・フェラーリHP57
5位マネーグラム・ハースF1チーム20
6位ウイリアムズ・レーシング19
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム10
8位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム7
9位BWTアルピーヌF1チーム6
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー6

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第5戦サウジアラビアGP 4/20
第6戦マイアミGP 5/4
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/18
第8戦モナコGP 5/25
第9戦スペインGP 6/1
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号