F速

  • 会員登録
  • ログイン

レッドブル&HRC密着:「バンプや縁石でマシンが暴れる」初日は6&8番手。グランプリの出だしで躓く不運な1日

2023年6月17日

 前戦スペインGPを制し、開幕からの連勝を「7」に伸ばしたレッドブル・ホンダRBPT。この連勝でコンストラクターズ選手権で2位のメルセデスに135点のリードを築くとともに、ドライバーズ選手権でもマックス・フェルスタッペンが、レッドブル以外の最上位ライバルであるフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)に対して71ポイントという圧倒的な差をつけて、カナダGPに乗り込んできた。


 そのため、多くのメディアが「今年のタイトル争いはもう決まったようなもの」という見方をするなか、クリスチャン・ホーナー代表は「2023年のタイトルはまだ決まったわけではない」と緊張感を保ったままだ。


 ホーナーが慎重な姿勢を崩さないのには、ふたつの理由がある。ひとつは、どんなに速いマシンを持っていても、ちょっとしたセッティングの狂いやメカニカルトラブル、あるいはドライバーやメカニックのミスで、勝利は簡単に手元から離れてしまうからだ。


 カナダGPの初日のレッドブルがそうだった。この日、フェルスタッペンは「バンプや縁石の上でマシンが暴れていて、いくつか微調整が必要だ」と初日は6番手に終わった。

レッドブル&HRC密着
ピットイン後、フロントサスペンションを調整するメカニック


 8番手に沈んだチームメイトのセルジオ・ペレスは、走行間にガレージでリヤウイングのDRS部分をチェックしており、何らかの不具合があったようだ。

レッドブル&HRC密着
ペレス車のリヤウイングのDRSをチェック


 本来であれば、こうした問題は1時間のセッションを2回行うなかで解決されるところだが、この日はフリー走行1回目がCCTV(Closed-circuit Television=レースコントロール用のモニター)の不具合でわずか4分間で中止となり、フリー走行2回目を30分間延長するという不規則なスケジュールとなった。そのフリー走行2回目も2回赤旗が出て、最後には雨が降るというあいにくのコンディション。出だしでつまずいたレッドブルにとってはアンラッキーな1日となった。


 カナダGPは2日目も雨が降る予報となっており、不確定要素に満ちている。そのような状況のなかで、レッドブル・ホンダRBPTがどこまで挽回してくるか。カナダGPはこれまでの7戦とは少し違う様子で幕が開けた。



(Masahiro Owari)


レース

6/27(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
6/28(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/29(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ216
2位ランド・ノリス201
3位マックス・フェルスタッペン155
4位ジョージ・ラッセル146
5位シャルル・ルクレール119
6位ルイス・ハミルトン91
7位アンドレア・キミ・アントネッリ63
8位アレクサンダー・アルボン42
9位エステバン・オコン23
10位ニコ・ヒュルケンベルグ22

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム417
2位スクーデリア・フェラーリHP210
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム209
4位オラクル・レッドブル・レーシング162
5位ウイリアムズ・レーシング55
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム36
7位マネーグラム・ハースF1チーム29
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム28
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー26
10位BWTアルピーヌF1チーム11

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第11戦オーストリアGP 6/29
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
第14戦ハンガリーGP 8/3
第15戦オランダGP 8/31
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号