3月31日の公式発表によると、2004年ブリックヤード400終了後に、インディアナポリス・モータースピードウェイ(IMS)の2.5マイルオーバルが再舗装されることになった。
この歴史あるオーバルコースが最後に再舗装されたのは1995年だった。2004年の工事では、1993年に造られたウォームアップレーンと1994年に造られたピットレーンも初めて再舗装が施される。
なお、1999年に造られた2.605マイルロードコースについては今回は舗装工事はない。
IMSの工事管理ディレクター、ケビン・フォービスによれば、1層あたり1,085,085平方メートルの面積を2〜3層にわたり、36,500トンものアスファルトが敷き詰められる。
各ターンの9度12分のバンク角など、オーバル全体のバンクや地形が変更されることはない。
準備作業は、第11回ブリックヤード400の翌日、8月9日に始まり、舗装工事完了は10月中旬から終盤になる、とフォービスは語る。また、各チームによる正式なプライベートテストの再開は、新しい路面が落ち着くのを一冬待つため、2005年のスプリングテスト以降になるという。なお、ホール・オブ・フェーム・トラックツアーは、舗装工事終了後数日内に再開される。
IMSは完成以降何度か舗装工事を実施してきた。元々はコールタール塗料と砂利の路面だったが、1909年8月の初の週末のレースイベントで早くも危険性が露呈し、同年終盤に320万個のレンガが敷き詰められた。これが後に、由緒ある愛称“ブリックヤード”の所以となる。
1936年に各ターンの荒れたところに部分的にアスファルトが敷かれ、1939年までにはメインストレートの中程を除くすべての部分がアスファルト舗装。1961年、とうとうメインストレートも前面がアスファルトで覆われることになった。
その後、全体的な再舗装は1976年夏、1988年夏、1995年秋に行われてきた。