マレーシアGPでジェンソン・バトンが見事3位表彰台を獲得したラッキーストライクBARホンダが今週末、F1カレンダー初登場のバーレーンGPに挑む。
1周5.417km、15のコーナーを持つ時計周りの新サーキットは、ヘルマン・ティルケの手によりデザインされた。ティルケはマレーシアのセパンサーキットや中国の上海サーキットも設計している。
バトンはバーレーン戦に向け、ますます調子を上げており、準備万端。ポール・リカールでのテスト3日目と4日目にはトップタイムを記録。テスト全体を通じても最速となるラップをマークし、チームも士気をさらに上げている。
「チーム全体がとてもポジティブな気持ちになっている。とはいえ、バーレーン戦までにしておくべき仕事がまだたくさんある。そのために、フランスでテストを行った。今度は全くの未知のサーキットなので、予想がとても難しい。僕が見た限りでは、とても埃っぽいサーキットだ。トラックコンディションがどのようなものなのか見ものだね」
「レースの週末は何が起こるのか、目が離せないだろう。前回の好結果に続いて、今回もポイントか表彰台が獲れればいいね。バーレーンでの新イベントが楽しみだ」
佐藤琢磨もまた、今週末のレースに対し、未知のGPながらも明るい見通しを持っている。マレーシアでは途中まで8位入賞が期待されたものの、リタイアという残念な結果に終わった佐藤だが、バーレーンではマシンの信頼性向上を期待している。
「今回の新しいレースについては、あまりよく知らないんだ。でも、それは他の人もほぼ同じこと。とても暑く、砂埃が多いことだけはよくわかっているけれどね! 新しいサーキットへ行くのはいつも楽しみだ。また、新しい国へ行くのはとてもワクワクする。僕はバーレーンへ行ったことが全くないので、とても素晴らしい経験になると思う」
「レースの前に、暑さ対策として3日間のトレーニングを行う予定でいる。また、全体的な準備としてマシンのテストを行った。これで上位が狙える位置にいるはずだ。マレーシアでは、戦術が良かったし、途中までペースはよくトラブルもなかったので、このままいけばポイントが獲れると思われただけに残念だった。いまは信頼性の改善を行っている。開幕2戦はずいぶんコンペティティブだったので、とても勇気づけられている。バーレーン戦が楽しみだ」