F速

  • 会員登録
  • ログイン

レッドブル&HRC密着:初日はイニシャルセットアップに苦戦もトップタイム。ホンダとの別れに「少し寂しい」と語る

2023年5月27日

 5月24日にホンダがアストンマーティンへワークス体制でパワーユニットを供給するという発表を行った。これにより、2025年限りでレッドブルとアルファタウリへのパワーユニット供給の契約が終了するホンダが、2026年以降も活動を継続することが決定した。


 レッドブルのチーフメカニックとしてサーキットの現場でレース活動を続けている吉野誠は「率直にうれしい」と語った後、こう続けた。


「現場だけでなく、HRD Sakuraで開発しているメンバーたちのモチベーションアップに大きく影響することは間違いないです。今回の発表で2026年以降もF1活動を継続するという新たな目標が定まったことで、みんなの気持ちがクリアになり、それに向かって『これからも頑張って行くぞ』という気持ちになれたという点で、現場にとってもHRD Sakuraにとってもいい決定になったことは間違いありません」


 さらに、今回の決定がファンにとっても朗報になってくれたら幸いだとも語った。


「ホンダを応援しているファンの方々にとっても、現在のような参戦形式ではなく、アストンマーティンへのワークス体制として正式な参戦となるので、応援しがいが出てくると思います」


 しかし、2025年限りでホンダと決別することになったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は複雑な心境だ。ホンダが2026年からアストンマーティンとタッグを組むことについて、どう思っているのか? フェルスタッペンに直接、筆者が質問すると、彼は穏やかな表情でこう答えた。


「2025年限りでホンダがF1から去る姿を見ることなく、『さよなら』を言わなくても済んだので、そのこと自体はよかったけれど、ホンダと仕事ができなくなるのは少し寂しい。ホンダとは本当にいい関係を築いていたし、僕は彼らと仕事するのが本当に楽しかったからね」

レッドブル&HRC密着
2023年F1第7戦モナコGP インタビューに応じるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)


 そのホンダのパワーユニットを搭載して臨んだモナコGPで、フェルスタッペンは1回目のセッションこそイニシャルセットアップに苦しみ6番手に終わるが、2回目のフリー走行ではしっかりとトップタイムを叩き出して、初日を締め括った。


 じつはフェルスタッペンがモナコGPで初日トップに立つのは、9シーズンのキャリアのなかで今回が初めて。2021年のモナコGP初優勝も、またその年の最終戦での初のチャンピオン獲得も、ホンダとともに勝ち取った栄冠だった。


 モナコに響き渡ったフェルスタッペンが奏でるホンダ・ミュージックはどこか寂しそうに聞こえた。

レッドブル&HRC密着
2023年F1第7戦モナコGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)



(Masahiro Owari)


レース

5/3(土) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
5/4(日) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
5/5(月) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※マイアミGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ131
2位ランド・ノリス115
3位マックス・フェルスタッペン99
4位ジョージ・ラッセル93
5位シャルル・ルクレール53
6位アンドレア・キミ・アントネッリ48
7位ルイス・ハミルトン41
8位アレクサンダー・アルボン30
9位エステバン・オコン14
10位ランス・ストロール14

チームランキング

※マイアミGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム246
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム141
3位オラクル・レッドブル・レーシング105
4位スクーデリア・フェラーリHP94
5位ウイリアムズ・レーシング37
6位マネーグラム・ハースF1チーム20
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム14
8位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム8
9位BWTアルピーヌF1チーム7
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー6

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第6戦マイアミGP 5/4
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/18
第8戦モナコGP 5/25
第9戦スペインGP 6/1
第10戦カナダGP 6/15
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号