【角田裕毅F1第5戦分析】コーナーでのグリップ不足に苦しみ初日18番手も、昨年からの改善を実感。Q2進出を狙う
2023年5月6日
2023年F1第5戦マイアミGP開幕前日の記者会見で、角田裕毅(アルファタウリ)はこう語っていた。
「ここは中速と高速コーナーがあるので、バクーとはちょっと違った戦い方をしないといけない。ストレートスピードを落とさずに、どれだけダウンフォースをつけられるかがポイントになると思います。コーナーが速ければ、ストレートスピードがみんなと同じか、少しくらい遅くても平気です」
2km以上の全開区間があるバクー・シティ・サーキットでは、ストレートスピードを稼いだセッティングが重要だ。マイアミ・インターナショナル・オートドロームにもロングストレートと比較的長い全開区間があるものの、角田はコース特性が異なるという見方をしていて、それがAT04に合うかどうかはやってみないとわからないと語っていた。
このような状況のなかで開幕した2度目のマイアミGP。フリー走行1回目を18番手で終えた角田のペースは、フリー走行2回目になっても改善されず、再び18番手にとどまった。チームメイトのニック・デ・フリースがフリー走行2回目に19番手だったことを考えると、AT04がマイアミのコースに合っていないことは明白だった。
ちなみに昨年のマイアミGPの初日の順位はピエール・ガスリーが7番手で角田は13番手だったが、「昨年と比べると、全体的なパフォーマンスは上がっていますし、路面もよくなっています」と角田は言う。
実際、昨年13番手だった角田のタイムは1分31秒260で、今年の18番手のタイムは1分29秒613と約1.6秒速くなっている。ただ「ライバルと比べると、まだペースがかなり足りません。コーナーでのグリップ不足にいまのところ苦戦はしています」(角田)という訳だ。
そして、土曜日に向けて、こう語った。
「まだ時間は残っているので、できるだけ改善するよう策を練りたい。もしかしたら、違うアプローチをとるかもしれない」
そのうえで、こう続けた。
「Q2を狙いたいです」
昨年は初日13番手から予選9番手と巻き返した角田。今年は予選でどこまでポジションを上げられるか楽しみにしたい。
(Masahiro Owari)
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| 10/25(土) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 10/26(日) | フリー走行3回目 | 2:30〜3:30 |
| 予選 | 6:00〜 | |
| 10/27(月) | 決勝 | 5:00〜 |
| 1位 | オスカー・ピアストリ | 346 |
| 2位 | ランド・ノリス | 332 |
| 3位 | マックス・フェルスタッペン | 306 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 252 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 192 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 142 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 89 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 41 |
| 10位 | アイザック・ハジャー | 39 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 678 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 341 |
| 3位 | スクーデリア・フェラーリHP | 334 |
| 4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 331 |
| 5位 | ウイリアムズ・レーシング | 111 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 72 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 69 |
| 8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 59 |
| 9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 48 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |
| 第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |


