F1マレーシアGPは予選が行われ、フェラーリのミハエル・シューマッハーが2位に0.6秒差をつける圧倒的タイムで2戦連続のポールポジションを獲得した。佐藤琢磨はスピン、ノータイムに終わっている。
14時に開始された予選1回目は、気温36度・路面温度49度・湿度53%というコンディション。
前戦の上位からアタックをする1回目で、まずはミハエル・シューマッハーが1分33秒865をマークする。続く2番手ルーベンス・バリチェロは、ミハエル・シューマッハーの0.2秒落ちだ。
3番手のルノーのフェルナンド・アロンソはセクター2が速く、ミハエル・シューマッハーを0.6秒差に抑えトップに浮上! 4番手ラルフ・シューマッハーはアロンソの1.5秒差のタイム。
ファン−パブロ・モントーヤの時になると、路面温度が52度とやや高くなり、その影響か最終コーナーでアンダーステア気味となり、モントーヤは1.7秒差のタイムに止まる。
週末を通じて好タイムを出しているジェンソン・バトンはセクター2が速く、1分34秒528でモントーヤの上を行く。さらに続く7番手ヤルノ・トゥルーリはセクター1が最速で、アロンソに続く2位に浮上! ルノー勢がワンツーだ。しかし、ルノーエンジンの最高回転は1万8000回転弱。
9番手に登場した佐藤琢磨は、セクター1でチームメイトのバトンより速かったが、セクター2、3で遅れ9番手。エンジンは好調で、1万8527回転まで回っている。
ここまでのところ、ルノーの2台が特別速い。暫定トップのアロンソが午前中より1秒速いところをみると、予選フロントロウ狙いのシミュレーションなのだろうか。
一発の速さに定評のあるジャガーのマーク・ウエーバーはセクター1、3が速く1分34秒016でバリチェロを押しのけ4位にジャンプアップ!
さらに、予選1回目最後の登場となったキミ・ライコネンはセクター1最速で、セクター2、3もうまくまとめミハエル・シューマッハーをしのいで3位に。予選1回目はルノーがワンツー、ライコネン、ミハエル・シューマッハー、ウエーバーが続く展開となった。
2回目予選は、インターバルを挟んで15時01分28秒に開始。路面温度は54度、気温は36度。
1回目で走れなかったジョーダンのジョルジョ・パンターノはターン2、ターン13でフラつき1分39秒902。続くミナルディのゾイト・バウムガルトナーはパンターノを0.6秒しのいだ。ミナルディがジョーダンを食ったのだ!
今週末スピンの多かったトヨタのクリスチアーノ・ダ・マッタは1分34秒917で1回目より速い。最終的にダ・マッタは10番手のポジションに収まる。