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まずまずの出だし、BARホンダ

2004年3月19日

 マレーシアGP初日、Lucky Strike B・A・R Hondaはジェンソン・バトンが11番手。佐藤琢磨と第3ドライバーのアンソニー・デビッドソンは、セッション中にトラブルに見舞われたこともあり、15番手、17番手のタイムだった。
 2週間前の初秋のメルボルンから一転、赤道直下のセパンは午前中から35℃を超える炎暑となった。1回目のフリー走行で、路面温度はすでに52℃。各チームのマシンはカウルのあちこちに穴を開けて、マシンの冷却に腐心していた。
 普段それほどレースの行われることのないサーキットだけに、セッション序盤の路面グリップは低い。午前中のフリー走行では、何台かのマシンがコースから飛び出し、佐藤も最終コーナーでスピンする一幕もあった。一方、第3ドライバーのアンソニー・デビッドソンは全25台中最多の21周を走り、フェラーリ2台に次ぐ総合3番手の順位につけ、開幕戦に続き安定した速さを披露した。バトンは9番手、佐藤は15番手だった。
 2回目のフリー走行は、若干雲が広がったこともあって、耐えられないほどの暑さではない。それでも午後2時の開始時点で、気温36℃、路面温度は49℃。その後セッション中に気温は上がり、路面温度は一時、54℃にまで達した。デビッドソンは、セッション序盤は快調に周回していたものの、5周目にエンジンにトラブルが発生し、コース上にストップ。さらにその直後、佐藤が4コーナーのブレーキングでスピンアウト。ノーズをガードレールに接触させ、フロントウィングを脱落させてしまった。

 佐藤はフロントノーズを交換し、30分過ぎには再びコースに復帰したものの、スピンの原因となったブレーキトラブルが解決しておらず、ペースアップできなかった。結局6周のラップに留まり、15番手のタイムに終わった。一方のバトンは、ほぼノートラブル。デビッドソンに代わってロングランのプログラムをこなしたこともあって、タイムはそれほど伸びなかったものの、トップからほぼ1秒落ちの11番手だった。


中本修平 エンジニアリング・ディレクター
「琢磨とアンソニーは、マシントラブルのために十分走りこむことが出来ませんでしたが、決勝に向けて必要となる各種データの採取は、ジェンソンのマシンで進めることが出来ました。トラブルの原因は、現在調査中です。明日の朝は、ジェンソンも琢磨も十分に周回数をこなすことが出来るようにしないといけませんね」
 ジェンソン・バトン
「予定されたプログラムをこなすことはできたけど、ほとんど一日中、マシンのバランスをとるのに苦労したし、ちょっとまだ解決できていないんだ。まだまだマシンは良くなると思うけれど、そのためには、まだやることが沢山残っているよ。今晩はデータを良く見て、明日に向け、問題解決の糸口を見つけるよ」
 佐藤琢磨
「ブレーキに問題があって走行を制限されてしまったばかりか、今日は結局たったの10ラップしかできず、残念です。今晩はやらなければいけないことが沢山ありますし、明日の朝は予選に向けて沢山周回しないといけません。タフな1日でした」
 アンソニー・デビッドソン
「セパンサーキットも初めてなら、こんなに暑い状況で走ったのも初めてだけど、今日はとても楽しむことができたよ。シーズンを通しても最もテクニカルなコースの一つでもあるけれど、すぐに慣れることができた。クリッピングポイントが奥にあるコーナーを攻めるのは、本当に楽しいね。午前中は1ラップのタイムを詰めるために、ショートスティントに集中して、成果を上げることが出来た。マシンは良い感じに仕上がって、3位でセッションを終えることができて嬉しいよ。午後のセッションでは、ロングスティントに入って5周目のところで、エンジントラブルのためにコース上で止まってしまった。このスティントでは、明日のタイヤを決めるにあたって、大事な情報を集める予定だったから、残念だね」




レース

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フリー走行2回目 結果 / レポート
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10位角田裕毅19

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2位スクーデリア・フェラーリ291
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5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
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