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Q&A:ボブ・ベル&ボブ・ホワイト(ルノー)

2004年3月19日

 マレーシアGPを前に、ルノーのテクニカルディレクターであるボブ・ベルと、エンジン責任者のロブ・ホワイトが、R24への自信のほどを語った。

Q:ボブ、メルボルンの様子では今年はトップチームの信頼性が相当上がりそうですが、特にオーバーテイクの難しいサーキットなど、予選でより上位につけることの重要性はどう変わるでしょうか?

ボブ・ベル(以下BB):非常に重要だね。予選のペースとレースでのペースを近づける必要があるんだ。最初の予選ラップでのパフォーマンスを上げつつ、長距離走行での速さを維持する方向に車をセッティングしていく。次はエンジンで、シーズン後半にはパワーが上がってくるから、ペースのギャップを埋める作業がよりやりやすくなる。この点で我々はメルボルンでは少々控え目過ぎたが、シーズンが進むごとに限界範囲を広げていきたい。

Q:昨年のマレーシアでのルノーは、特にヘアピンのブレーキングが秀でていましたが、特別な理由はあったのでしょうか?

BB:R24の性能はブレーキングがとても優れている。とてもグリップが良く、また空力が非常に安定しているので、時速300km超からのハードブレーキにも、特に進入時など、体勢の急変に耐えられる。ひどい乱れもなくこうしたコントロールができるのは空力性能のおかげだ。去年がそうだったのなら、R24ももちろん同様だと考えていいだろう。

Q:メルボルンの手堅いシーズンスタートを経て、マレーシアはどうなると予想されますか?

BB:オーストラリアでは自分たちの車のパフォーマンスにとても勇気づけられたので、セパンでもきちんとしたリザルトを出せる素質があると思う。サーキット自体も我々の車の特性に合うし、オーストラリアではフェラーリの一人勝ちだったが、このレースではきっとギャップを縮められるはずだ。疑問符が残るとすればタイヤだが、暑い気温下で一度でも走れば見通しもはっきりするだろう。全般に、チーム内の自信のほどは今とても高いといえる。


Q:ロブ、性能アップのための開発作業が進行中の時点で、RS24がデビュー戦で表彰台に上がることができ、満足なのではないですか?

ロブ・ホワイト(以下RW):初戦の走りとしては上々で、競争力も発揮できた。チームにとっては、メルボルンの表彰台はすばらしいリザルトだ。このシーズンのために準備を重ね、車全体の性能向上をかけてビリーとエンストンで激務を積んできたのだからね。マレーシアにも同じように厳密な方法であたり、メルボルンのデータを活かしながら事故のない週末にし、車の性能を最大限に引き出したい。

Q:一見したところ、マレーシアはエンジンに比較的やさしいサーキットのようで、フルスロットルの通算時間が結構少なく、全開最長連続時間も短めなようですが?

RW:マレーシアは、ビリーでの耐久テスト用の基準設定に使うシミュレーションほどは、デューティーサイクルという点では過酷ではないと思うが、F1カレンダーに簡単なサーキットなどないよ。2004年のエンジン1基ルールにより、耐久性と速度アップの折衷点を見つけることがレースの週末の仕事のメインになり、また車の潜在性能を引き出すためにいかにエンジンを操作できるかが攻めどころになる。レースやビリーでの耐久テストで使われるエンジンごとに、それぞれの性質データが蓄積され、各GPの戦略に活かされる。特定サーキットごとに設定をカスタマイズした耐久テストは、パラメーター設定の検証に役立つ。

Q:R24とRS24のパッケージはマレーシアでどう進化すると思いますか?

RW:エンジンについては、2003年エンジンで出した最高値を上回るピークパワーと最大トルクの向上をすでにレースで実現できた。これは、ストレートや高速コーナーで全開にすればドライバー達はいつでも感じられる性能アップの部分だ。新エンジンのパワーの改善についても同様で、パワー出力とドライバビリティを助ける制御システムの調整作業が続いている。パッケージ全体としては、R24は前型車の経験を引き継いでいる。R23はさまざまなタイプのサーキットで競える力があったし、R24はシーズン前テストでもレースでもずっと速さを見せている。マレーシアでもきっとこの調子でいけると楽観視しているよ。




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