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琢磨、自己ベストとなる7番グリッドを獲得

2004年3月6日

 幕戦オーストラリアGP予選で、Lucky Strike B・A・R Hondaの2人のドライバーは、いずれも素晴らしいパフォーマンスを発揮。ジェンソン・バトンはウィリアムズのJP・モントーヤと全くの同タイムで、4番グリッド。佐藤琢磨は自己ベストとなる7番グリッドを獲得した。

 2004年シーズンは、新レギュレーションによって土曜日の午前9時までに予選レース用のタイヤを選択しなければならない。したがって午前中のフリー走行は、その決められたタイヤを装着してのマシンセットアップの煮詰めが主な作業となる。

 4番目に出ていったバトンは、最初の区間で僅かに遅れをとったものの、次の区間では最速タイムをマーク。その後も目立ったミスはなく、暫定で4番手につけた。一方の佐藤はマシン挙動が今ひとつ安定せず、何度か大きくカウンターを当てる場面も見られた。そしてバトンからコンマ8秒遅れのタイムとなり、続けて行なわれる2回目予選の出走順を決める最初の予選は、最終的にバトン6番手、佐藤11番手となった。1回目の走行が終わった直後から、各チームは限られた時間内に最後のマシンセットアップを行なう。この間に給油をすることも可能だ。

 2回目予選は、1回目予選の最後のマシンがピットに戻ってから2分後に始まった。そして10番手の出走だった佐藤が、素晴らしい走りを披露。その時点で暫定トップだったJ・トゥルーリ(ルノー)をしのいで、暫定トップタイムを叩き出した。15番手出走のバトンも素晴らしい走りを見せた。非常にスムーズなステアリング操作で、安定してコーナーを抜けて行く。特に最終区間の速さが目覚しく、暫定トップのR・バリチェロに次ぐ2番手に付けた。

 その後のドライバーでバトンを上回るタイムを出したのは、フェラーリのM・シューマッハのみ。JP・モントーヤ(ウィリアムズ)はバトンと全くの同タイムだったが、1回目予選のタイムがバトンを上回っていたことから、バトンは惜しくも4番手となった。佐藤は最終的に自己ベストタイの7番手となり、4列目グリッドから明日の決勝レースをスタートする。


●中本修平
エンジニアリング・ディレクター
Honda Racing Development
「嬉しいですね。午前中にトラブルが幾つか発生しましたが、B・A・Rと一緒になってそれらを解決すべく頑張った成果と言えるでしょう。もちろん大事なのは明日の結果ですから、今晩は引き続き準備に集中します。シーズンを2列目と4列目からスタートできるのは良いものですね」

●ジェンソン・バトン
4番手
1'24.998
「とても楽しむことができたよ。完璧なラップというのは、とても難しいのだけれど、でも今回の結果には満足しているよ。モントーヤと同タイムだったのに、結果的に3番手を逃してしまったのは、少し残念だったよ。今朝のフリー走行でレースカーに問題が出てしまい、予選ではTカーに乗り換えたんだ。新しいレギュレーションでは、レースウィーク中は一つのエンジンしか使えないので、それまで自分が使っていたエンジンをレースカーから載せ変えなければならなくなってしまった。全く時間との戦いだったよ。でもチームの皆はとても良い仕事をしてくれたね。明日は、信頼性に問題が無ければ、必ずポイントは獲得出来ると思うよ」

●佐藤琢磨
7番手
1'25.851
「僕のアタックラップは、今週これまで走った中では最高の出来でした。今朝はギヤボックスの調子が悪く、十分走りこむことが出来なかったので、ちょっと心配だったんですけどね。1回目予選の直前に、セットアップを少し変えてみたんですが、これはむしろ失敗でしたね。2回目予選の際に、元のセットアップに戻してみたところ、とても良い感じで走ることが出来ました。明日のレースがすごく楽しみです」


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