F速

  • 会員登録
  • ログイン

フェラーリ、フロントロウを独占!

2004年3月6日

 F1オーストラリアGPは土曜午後の予選1回目・2回目が行われ、ミハエル・シューマッハーがポールポジションを獲得。2位にルーベンス・バリチェロが続き、フェラーリがフロントロウを独占した。

 午後2時から始まった予選1回目は晴れ。気温23度・路面温度39度のコンディションだ。
 アタック順は、昨年最終戦の日本グランプリの結果順。日本GPウイナーのバリチェロから始まる。5人が終ったところで5分間のインタバルがあり、1回目予選のチェッカーが振られ、最終走者がピットに帰って来た2分後に2回目が開始されるシステムだ。

 まずはトップランナーのバリチェロは1分25秒992。続く2番手キミ・ライコネンはセクター1でバリチェロを0.4秒しのぐ。
 3番手、デイビッド・クルサードはライコネンよりさらにセクター1が速かったが、わずかに0.006秒遅い。4番手ジェンソン・バトンはセクター2が速かったが0.3秒遅れ。5番手ヤルノ・トゥルーリは、ライコネンより1.7秒も遅く5位。2回目アタックと同じセットアップなのかもしれない。
 6番手出走となった佐藤琢磨の時になると、路面温度は40度に上昇。琢磨は2回カウンターを当て、1.1秒遅れとなった。続く7番手、トヨタのクリスチアーノ・ダ・マッタはスピードがのびず2.7秒遅れでこの時点の最下位。
 ミハエル・シューマッハーは8番手に登場し、セクター2が最速でライコネンを0.3秒しのいでトップに浮上!
 11番手、地元のマーク・ウエーバーの時になると、路面温度は41度に。ウエーバーはバリチェロに次ぐタイムとなった。続くラルフ・シューマッハーはセクター3が最速で、兄にわずか0.144秒遅れの2位にすべりこむ。
 15番手登場のファン−パブロ・モントーヤは、セクター1が最速のクルサードとほぼ同等ながら、セクター3も最速で1分25秒226でトップに!しかしM.シューマッハーとの差は0.075秒しかない。16番手のフェリペ・マッサのアタックになると、日が翳って路面温度が35度に低下した。
 しんがりとなったミナルディのゾイト・バウムガルトナーは、1コーナー手前でブレーキをロックさせコースをはみ出し、トップとは7.3秒遅れの最下位に終わる。これでバウムガルトナーはピットに戻って、すぐに予選2回目の準備をしなければならなくなった。


 14時56分19秒、2回目の予選開始。路面温度は38度に上昇。
 トップランナーのバウムガルトナーは1分30秒681をマーク。これに続くはずのチームメイト、ジャンマリア・ブルーニはトラブルでピットを出られずじまい。3番手出走のジョルジョ・パンターノはバウムガルトナーのタイムを0.57秒上回った。4番手ダ・マッタは1回目の自己タイムは更新、1分27秒8。
 7番手出走のクリスチャン・クリエンは、インラップのターン12でコースアウト、そのままピットに戻った。さらに8番手のトヨタのオリビエ・パニスはエンジンがストールしたか、コースインできずじまい。これでブルーニ、クリエン、パニスは最後尾が確定してしまった。
 佐藤琢磨のアタックになると、路面温度39度となった。琢磨は無駄のないアタックで1分25秒851でトップに浮上!1回目4位のライコネンのタイムより速い。
 しかし、12番手のウエーバーはセクター1が琢磨と同タイム。セクター2は琢磨より速く、100分の5秒差に琢磨を下してトップに浮上。さらに13番手バリチェロはなんと1分24秒482を記録。もちろんこの時点でダントツのトップ。ウエーバーより1・3秒も速い。14番手フェルナンド・アロンソはバリチェロの1.2秒遅れながら2位。15番手に登場したBARホンダのジェンソン・バトンは、セクター3が速くバリチェロのわずか0.5秒落ちで2位に!
 続くデイビッド・クルサードは最終コーナーで縁石をはみ出し大きくバウンドしてしまい、なんとかコースに復帰するが期待はずれの8位。コースに土が出てしまった。キミ・ライコネンはクルサードよりマシだったが7位。ラルフ・シューマッハーは琢磨におよばず6位。
 19番手アタックのM.シューマッハーはセクター1、2が最速でバリチェロをかわしトップに!最後のランナー、モントーヤはセクター1でタイヤをロックさせM.シューマッハーより1000分の1秒遅く、バトンと同タイムながら3位。
 佐藤琢磨は自己ベスト・タイの7位。フェラーリは最前列を確保。M.シューマッハーのオーストラリアGPでのポールポジションは、2年連続3回目である。


レース

9/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/7(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※イタリアGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ324
2位ランド・ノリス293
3位マックス・フェルスタッペン230
4位ジョージ・ラッセル194
5位シャルル・ルクレール163
6位ルイス・ハミルトン117
7位アレクサンダー・アルボン70
8位アンドレア・キミ・アントネッリ66
9位アイザック・ハジャー38
10位ニコ・ヒュルケンベルグ37

チームランキング

※イタリアGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム617
2位スクーデリア・フェラーリHP280
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム260
4位オラクル・レッドブル・レーシング239
5位ウイリアムズ・レーシング86
6位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム62
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム61
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー55
9位マネーグラム・ハースF1チーム44
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第16戦イタリアGP 9/7
第17戦アゼルバイジャンGP 9/21
第18戦シンガポールGP 10/5
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号