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スパルコ、マクラーレンにレーシングスーツを供給

2004年2月20日

 ウエスト・マクラーレン・メルセデスは19日、スパルコがチームのパートナーとなり、公式サプライヤーとしてチームにレーシングウエアを供給することになったと発表した。

 この提携関係によってスパルコは、コクピット内でのドライバーの環境を改善するために開発された先進的なレーシングウエアを、ウエスト・マクラーレン・メルセデスのドライバーであるデイビッド・クルサードとキミ・ライコネン、アレックス・ブルツ、ペドロ・デ・ラ・ロサのために、独占的に供給することになった。
 このレーシングスーツは、新しい超軽量のノーメックス繊維(295g/平方メートル)をベースにしたスパルコ・テックス−スレッドW−150と、15%の伸縮性を持つ耐火性素材のスパルコ・イソテック・フリクション50を使用して製造される。
 この革新的な技術は、ウエスト・マクラーレン・メルセデスのドライバーたちとの連携によって開発されてきた。これは、軽量と高い通気性を実現するために、異なるハイテク繊維を多層に組み合わせる技術であり、それによってレーシングスーツが、使用される際の様々なコンディションにも、よりよく対応できるようになる。
 クルサードは、こう語っている。「僕らは最近のテストで、スパルコの新しいレーシングスーツの開発バージョンを着ているんだけど、そのパフォーマンスには感心させられた。素材は確かに改善されているし、これは重要な前進だ。僕らはすでに、それぞれのレーシングスーツを特注で仕立ててもらっている。みんな好みが違うからね。たとえば、キミは僕よりゆったりしたスーツが好きなんだ」
「スパルコが新しいスーツに組み込んだテクノロジーは、マシンの中に座っているときの快適さを確かに向上させてくれた。圧力のかかる場所が少ないからだよ。2004年のF1シーズンの開幕に向けたテストで、僕らはスパルコの技術者たちと一緒に、デザインを磨き上げる仕事を続ける。最終的なバージョンを着るのが楽しみだ。特に最初の3つのグランプリは、オーストラリア、マレーシア、バーレーンという、暑くなる傾向のある場所で行われる。そういう所でこそ、新しいスーツが最大の恩恵をもたらしてくれるにちがいない。スーツはもうすでに、ずっと涼しい感じがしているからね」
 マクラーレンのマネージング・ディレクター、マーティン・ウィットマーシュは、2月12日、スパルコの社長兼マネージング・ディレクター、ディエゴ・バッソの出席のもとで行われた調印式で、次のようにコメントした。「F1において、ドライバーの安全性は一番の重要事項であり、レーシングウエアは競技者を守る装備の中でも重要な要素だ。安全性が求められるのに加えて、快適さに関する側面もあり、それは明らかにパフォーマンスレベルに影響する。私たちがスパルコとの長期的なパートナーシップを開始したのは、スパルコの技術的な力量と、この領域でウエスト・マクラーレン・メルセデスのドライバーにもたらされる恩恵のためであり、スパルコがわがチーム専用に開発してくれた、軽量かつ通気性のある革新的なレーシングスーツのためである」
 この調印式で、バッソは次のように述べた。「ウエスト・マクラーレン・メルセデスのようなトップチームとの戦略的なパートナーシップによってのみ、製品開発において進歩することが可能だし、その結果としてモーターレーシングにおける安全性とパフォーマンスを向上させることができるのだ。スパルコが、製品のクオリティとパフォーマンス向上を目指す研究開発に、経営資源を注ぎ込むことの背後には、サーキットで、わが社の技術者に必要な情報を与えるために努力してくれる人々と密接に連携して働きたいという、意気込みと情熱がある。ウエスト・マクラーレン・メルセデスのための新しいレーシングスーツの導入は、技術上の画期的事件であり、特殊化された衣服の将来を示している」


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