マーク・ウエーバーは、いずれは彼をF1に導いたルノーのドライバーになる可能性があると語った。
ルノーチームのボス、フラビオ・ブリアトーレを後見人とするウエーバーは現在、ライバルチームのジャガーでドライブしているが、将来はルノーでドライブすることになるかもしれないと語った。ウエーバーは、オーストラリアのメディアに対し、来年のウイリアムズ移籍の可能性を否定する一方で、すべて予定どおりいけば、2、3年のうちにルノーに移る可能性があることを明らかにした。
「まず、僕自身がいいパフォーマンスを見せなければならない。もしそうでなくても、まったく問題はないだろう。なぜなら、だれもジャガーから引き抜かないだろうからね」とウエーバーは率直に語る。「毎レース、ベストを尽くしていくよ。向こう2年はジャガーで頑張る予定だ」
「どのドライバーとの契約にもパフォーマンスに関する項目がある。今年最高のシーズンを送って、2005年につなげたい。僕がF1に参戦するにあたって、ルノーは多大な手助けをしてくれた。以来、ルノーは輝かしい活躍をしてきた。いずれブリアトーレと共に(僕の将来について)決定を出すだろうが、2007年か8年にルノーに行くのか、それとも別のところへ行くのか、僕にはいくつかの選択肢がある」
ウエーバーは現在、マクラーレンに移籍が決まっているファン―パブロ・モントーヤに代わり、ウイリアムズに加入するのではと見られているが、彼はこれを単なるウワサに過ぎぬこととして否定した。
「モントーヤに代わる人物が発表されるまで、誰がウイリアムズに入るのか、いろんな憶測が出回るだろうね」とウエーバー。「僕については、ジャガーでドライブすることに間違いない。2005年いっぱいジャガーにいるはずだ。キャリア上、僕ととても親密な関係にある人たちは、僕の仕事について、将来どうなるのかいまのところ何も語ってはいない。とにかく僕に関しては、すべて予定通りなら2005年はジャガーにいるはずさ」