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レッドブルF1のヘルムート・マルコ、ホンダのPU技術支援延長を喜ぶ「2026年以降の活動においても大きなメリットになる」
2022年8月18日
レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、ホンダ・レーシング(HRC)によるF1パワーユニット(PU)に関する技術支援を2025年シーズンまで延長できたことは、今後の3年だけでなく、2026年からの新パワーユニット時代に向けても大きな意味を持つと語った。
ホンダは2021年末でF1活動を終了したが、2022年にはホンダのモータースポーツ活動を担うHRCが、レッドブルのパワーユニット部門であるレッドブル・パワートレインズに対し、技術的支援を行っている。当初の契約は2022年のみだったものの、8月2日、その契約が3シーズン延長され、2025年までとされることが発表された。F1では2026年に次世代パワーユニットが導入される予定となっており、2025年末まではパワーユニットの開発は凍結される。
HRCとの契約を延長できたことに安堵したと、マルコは『Motorsport-total.com』に対して語った。
「ありがたいことにホンダにおいて方針の変更があった。元々は2023年以降は我々が自分でエンジンの組み立てを行わなければならなかった。だがスペアパーツが必要であり、90パーセントのサプライヤーは日本にある。しかしありがたいことに、(状況が)見直された。そのままでは技術面、ロジスティクス面、言語面で問題があっただろう。だがホンダが2025年末までエンジンを作ってくれることになった」
マルコは、2025年末までHRCがパワーユニットの製造をすべて担当するとして、それにより、レッドブル・パワートレインズはパワーユニット規則が大幅に変更される2026年に新規参入者のステータスを得ることができると述べている。新規参入マニュファクチャラーは、ベンチテストを行える時間などにおいて、既存マニュファクチャラーよりも優遇される。
「(パワーユニットはホンダから)密封された状態で届き、我々は中を見ることができない。それが、2026年に新規参入者のステータスを得るためにも重要なことだ。(パワーユニットは)箱に入って送られてきて、何か問題があれば、ホンダのメカニックのみが作業をすることができるのだ」
HRCがすべての作業をしているのであれば、ミルトン・キーンズのレッドブル・パワートレインズの従業員は今、何をしているのかという問いに対し、マルコは2026年に向けた準備に集中していると答えた。
「すでに300人の従業員がいる。彼らは2026年のレギュレーションに向けた作業のみを行っている。新しく参入するマニュファクチャラーがいるなら、彼らと提携することもできる。彼らは我々の施設を使用することができるのだ。つまり新規参入のマニュファクチャラーは、すぐさま、6つのテストベンチを持つ新しいエンジンファクトリーを得ることができる。すべてが最高の設備だ」
その“新規参入マニュファクチャラー”は、ポルシェを指すものと思われる。ポルシェがレッドブルのF1プロジェクトの50%を取得する計画であることがモロッコの独占禁止法規制当局に提出された書類から分かっているが、正式発表はまだなされていない。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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